February 11, 2006

古文ハッケン!伝

今年は戌年です。
新春ドラマで「里見八犬伝」をやっていましたね。
大河ドラマ「義経」で頑張っていたタッキーが出ていたので、
Falconも見ました。
Falconの世代は、NHK「新・八犬伝」を、学校から帰ってきて、
夕飯の前に見ていたことを、懐かしく思い出します。
坂本九さんの語りと、辻村ジュサブロウさんの人形が織り成す
痛快伝奇時代劇にワクワクしていました。

子どもの頃、子供向けに翻案された「里見八犬伝」を読みました。
最近、岩波文庫の「南総里見八犬伝」を読み始めました。と言っても、
文庫本で十巻ですから、読み切れるか、全然自信はありません。

久しぶりに古文を読み始めて、こんなに理解しやすいのか、
と驚いています。
一応、大学で源氏物語を読んで卒論を提出したのですが、
今では、まともに読めません。
高校の教科書に載っている古事記、万葉集、土佐日記、平家物語は、
古文の中でも難しい内容が多いです。
そこへいくと、江戸文学、特に、「八犬伝」の作者、滝沢馬琴の
頃になると、現代に近い言葉遣いになってきます。
馬琴は流行作家ですから、ストーリーは滅茶苦茶上手い。


古文が苦手な人は、「南総里見八犬伝」を紐解いては如何でしょうか。
自信が沸いてきます。ただねえ、長いし、ハマリますから、十分に
気をつけて。読み過ぎないように。

ああ、滝沢馬琴の滝沢つながりで、タッキーだったのね。
今になって、納得しました。なるほどね。古文、不思議、ハッケン!
Posted by falcon at 01:48:35 | from category: Main | TrackBacks
Comments

falcon:

 今、サイトを検索していたら、NHKの新八犬伝は、第1話、第20話、最終回と映画版しか、ビデオテープが残っていないようです。というのも、当時、外国製のビデオテープだったので、とても高価で、上書きして、次の番組を記録していたようで、今のように情報を記録することが難しかったのです。
 今の子どもたちに、あの人形劇を見せてあげたい。本当に面白かったんだよ。
(February 11, 2006 19:15:28)
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