February 18, 2016
田山花袋の『蒲団』に図書館が
中学校と高等学校の国語教員の免許を取得しましたが、ならなくて良かったと思っています。恥ずかしながら、全然、読書していません。月に100冊読むと豪語する人には頭が下がります。
それで古新聞を整理していたら、群馬県館林の著名人として、田山花袋が紹介されていた記事を読んで、『蒲団』が読みたくなったので、岩波文庫を買いました。
名前だけしか知らなかった田山花袋。国語や日本史で自然主義文学の作家と習うけど、作品は1冊も読んでいませんでした。
さて読み進めてみると、なんと主人公の中年男性が恋愛関係となる女性が「上野図書館で女の見習生」募集の広告を見て応募すると手紙で書いています。
おそらく作品が発表されたのが帝国図書館が完成直後なので、帝国図書館の前身の上野図書館でしょう。
明治末期の図書館事情が判る小説なんですね。
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