April 06, 2015

丸い米と長い米:フランスの日本食事情

 フランスでもコメは手に入ります。
 ジャポニカ米は丸い米riz rondと言います。一方、東南アジアで生産されるタイ米は長い米riz longと言います。Facebookにも書いたのですが、どちらも発音をカタカナで書くと「リ・ロン」なんですが、フランス語ではLとRの発音がとんでもなく違うので、音の聞き分け、発音の練習に使っています。

今では日本からも、世界各地からもコメは輸入されています。農業国フランスとは言え、コメは生産できない。イタリアやスペインでコメは生産されています。イタリアではリゾット、スペインにはパエリャがありますから。かつて、フランスで「イタにしき」っていうコメが売られていました。いまでも売っているでしょうか。

 フランスで寿司は大人気で、パリはもちろん、地方都市でも寿司屋は繁盛しています。昔は、カニかまの海苔巻を寿司と称して売っていましたが、いくらなんでもごまかしは長くは続きません。今ではサーモン、マグロを載せたにぎり、イクラの軍艦巻きが食べられます。
 とは言え、フランス人にとって、基本的にコメはサラダの添え物です。炊いたコメにドレッシング、マヨネーズをかけて食べます。あったかいご飯に佃煮、漬物をのせて食べるのはありえません。

 先日、街中のギャラリー・ラファイエット(フランス中にあるデパート、パリでは観光客にお馴染み)でカップ麺を見つけました。「楽(TANOSI)」というメーカーの製品で、買い込みました。日本ではあまり食べませんが、フランスともなると、つい。

 パリならば醤油も、豆腐も、イースタント味噌汁だって手に入るでしょう。きっと納豆だって。さすがに地方都市では。。。

Posted by falcon at 17:51:06 | from category: Main | TrackBacks
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