April 06, 2015

マルシェ(市場)へ行ってみた

 フランスに来てマルシェには行ってみたいと思っていました。
 これまでもパリやリヨンでマルシェに入ったことがありますが、買い物はしたことがありません。機関銃のようなフランス語が飛び交って、撃退されそうだったので、ニコニコ笑って通り過ぎるだけ。
 今回は復活祭の連休の食事確保ですから、必死です。

 今、滞在しているブルターニュ地方のレンヌ市には2つのマルシェがあります。国鉄の駅や町の中心レピュブリック、シャルル・ドゴール広場からも近いレ・アール市場。周辺にもチーズ屋、惣菜屋があり、大変便利。レ・アール市場の中のチーズ屋は大変有名でわざわざフランス各地から買い求める人がやって来るくらいです。
 そして、なんといってもLiceの市場、ここは土曜日にフランス第2の規模を誇る露天の市場がたちます。ブルターニュ各地の食材が集まります。パリではお高い海産物もここなら安くて豊富。カンカールの牡蠣も手軽な値段で手に入る。果物・野菜は売れ残るのが心配なくらいある。畜産も盛んなブルターニュ、肉も卵も牛乳も・・・
 歩いて回るだけで、食事を妄想して、気が遠くなりそう。
 結局、イチゴ2パック、鮭の切り身、エビ、ソーセージ、炒飯、焼きそば、カレー風味の鶏肉、クイニ・アマンを買い込んで退散。

 買い物で便利な言葉。
 必ずあいさつしましょう。Bonjour!日本人のように黙っていては不審がられます。たとえ買わなくても、フランスでは挨拶します。良い習慣ですね。(日本の大学生は教室で先生に対してちっともあいさつしません。そのくせ、電車から降りるとき、あるいは駅の改札で迷惑なほど大声であいさつする。改めるべきです)
 当然、数字は大切です。
 メートル法の発祥の国ですから、重さの単位は日本と同じグラム、キログラムです。量り売りしますから、値段はたいてい1キログラム単位です。1キロはアン・キロ(un kilo)です。500グラムはサンサン・グラム(cinq cent grammes)ですが、ユヌ・リーヴル(une livre)という単位があり、重宝します。livreは同じつづりで男性名詞として使うと「本」を表します。
 それから魚でも肉でも大きな塊を買ってしまうと食べきれずに困ります。パンやチーズも一切れで十分というときも。そんなとき便利なのが、morceauとtranche、どちらも一切れを表しますが、morceauは男性名詞、trancheは女性名詞です。アン・モルソウ、ユヌ・トランシュと使います。パン、チーズにはモルソウを使う傾向がありますが、フランス人はあまりこだわっていません。
 選び終わると、店員は「他には?」と勧めてきます。日本人なら気を使ってもう少し買ってあげようかと思いますが、買いすぎは禁物。C'est tout.セ・トゥといえば、しつこく言ってきません。
 これでCombien?コンビヤンといって、レジに表示されたお金を払えば、買い物はOK。
 慣れてくれば、全然怖くありません。
 グテ(Goutez!) と試食も勧めてくれます。遠慮なく、いただきましょう。最後にMerci!をお忘れなく。日本人はメルシーと発音しますが、「メウシ(雌牛)」、できれば最後、唇を横に引いて「メウスィ」と発音したほうが正確です。
 マルシェのフランス語講座でした。

Posted by falcon at 05:29:32 | from category: Main | TrackBacks
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