September 09, 2014
フランスとロシアのトイレ事情
いささか尾籠な話で恐縮するが、今回、トイレでは困り果てたことがあった。リヨンでのことだが、学校図書館の見学の際に、トイレを借りた。用を足そうと便座に座ったのだが、トイレットペーパーが無い!仕方ないので、ムスリム方式で処理をした。
「ということは、左手で。。。」
そのとおり。モロッコやチュニジア、ムスリムではないけれど、タイやインドネシアでも体験済みである。
9月1日の新学期を前に、工事を急いでいる新築の学校だから、備え付けるのを忘れたのかと思った。
ところが、リヨン市立中央図書館(新市街のパール・デュ駅の前にそびえたっている)のトイレに入ったときに気がついた。入り口のところに「紙を忘れていませんか?」と張り紙がしてある。ということは、公共施設のトイレではトイレットペーパーが設置されていない。つまり、持参しなければならない。
日本は、なんと親切なことに公共施設のトイレには必ずトイレットペーパーがある。
フランスを旅する人は十分に気をつけてほしい。
Falconみたいに臨機応変にムスリム方式で対応できるならば問題ないけれど。
ロシアはトイレットペーパーがあっても、流してはいけないと言われる。流すと詰まる危険性があるからだ。そこで便器の横にある屑かごに捨てなければならない。ホテルなどでは流しても問題は無い。
つまるところ、ムスリム方式が環境に優しく、意外と清潔だと言える。元々、身体の中にあったものだから、臭いはともかく、汚いわけではない。もし汚くて、危険ならば、それは重大な伝染病に冒されているわけだ。
「それで、ちゃんと手は洗っているんでしょうね」
もちろん!
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