June 10, 2014

6月3日、武蔵野プレイスへ行った

 先週、立川の実家へ帰る途中、武蔵野プレイスを訪れた。

 中央線の武蔵境駅の南口を出て、右手に見える白いアートな建物が武蔵野プレイスである。昨年、平成23年1月に竣工した建物である。図書館、生涯学習センター、市民活動センター、青少年センターなどの機能を併せ持った融合型施設である。とはいえ、図書館の機能を基盤とした施設である。

 1階の入口を入るとカフェがある。

 地下には、中学生・高校生等が利用できる勉強机が置かれたコーナーがある。かなりにぎわっていた。
 公立図書館をつくろうとすると、かならず、地域の要望として、勉強ができる場所がほしいと言われる。日本では1960年代、受験勉強が厳しかった時代、家に勉強部屋が無かったので、図書館が勉強部屋代わりだった。それからすれば、少子化で、子ども部屋や勉強部屋が確保できる時代になっても、相変わらず、図書館を勉強部屋として使えるようにしてほしいと要望がある。
 公共図書館(公立図書館)の機能は多様化していて、勉強部屋だけというわけにはいかないのに、根強い要望である。

 本来なら、学校図書館が勉強部屋の役割をすれば良い。

 ところが、「学校図書館の機能にはない」とうそぶいて、誰も真剣に取り組まない。公共図書館のサービスを良いように使って、学校図書館が自立した活動をしようとしない。学校図書館が公共図書館の「介護」を受けているのでは、話にならない。

 武蔵野プレイスを見学して、昨年、訪れたシンガポールの眉山図書館に似ていると思った。

Posted by falcon at 21:53:52 | from category: Main | TrackBacks
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