February 12, 2011

ぶら鎌Part2がんばれ大イチョウ、両国も

昨年、3月に倒木した鶴岡八幡宮 の大銀杏です。

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 樹齢は1千年を超えるといわれて、鎌倉幕府3代将軍の源実朝が甥の公暁に暗殺されたとき、公暁が隠れていたとも言われていました。Falconも遠足や昔訪れた時に見ましたが、垂乳根(たらちね)がとても立派でした。

 「ソラチネ?」
 「それは北野武監督の映画『ソナチネ』ですよ」

 どちらが先かわかりませんが、「たらちねの」といえば、「母」「親」にかかる枕詞ですね。

 昨日、長勝寺の荒行を見た後、安国論寺(苔の寺として知られる妙法寺は門が閉まっていました)、安養院、上行寺(この寺は癌封じの寺としていられる)、本覚寺、妙本寺とめぐり、若宮大路で食事をしました。
 そして鶴岡八幡宮へ参詣しました。

 鎌倉国宝館では浮世絵展が開かれていましたが、常設展もあり、仏像を見ることができました。お寺に行っても、なかなか仏像を近くで観ることができませんが、ここでは間近に見ることができます。辻薬師堂にあった薬師三尊と十二神将が復元されて見ることができます。これらの十二神将は、とてもユーモラスな顔をしていて、まるでアニメのキャラクターのようです。仏像に興味のない人でも、きっと好きになるはずです。目に水晶を入れて、実際の目のように見せる技法が用いられていて、青い瞳だったり、薄い黄色の目だったり、ヨーロッパ人みたいです。

 鶴岡八幡宮でおみくじを引きました。
 無事に「吉」と出て、安心しましたが、最後のところに

  ○試験 国語の実力を養いなさい

とあって、神様はすべてお見通しなんだなあと思いました。

 最後に、鎌倉五山の三位の寿福寺へ行きました。山門からなかには入れませんが、雪が舞って、水墨画のようでした。
 寿福寺の墓地には、北条政子と源実朝の墓があります。やぐら(鎌倉では崖に横穴を掘り、五輪塔を安置して、墓とする。その横穴のことを「やぐら」という)に、供養塔があり、遺体が安置された墓かどうかは不明です。坂本龍馬の盟友で、明治時代に条約改正に尽力した陸奥宗光の墓も、寿福寺の裏山にありますが、現在は落石の危険があるため、立ち入りできません。昔は拝観できたのですけど。

 鶴岡八幡宮の大イチョウは、切り株と幹の一部から蘖(ひこばえ、若芽のこと)が生えてきて、頑張っています。

 新聞の社説の締めみたいですが、暴力事件、大麻、野球賭博、八百長と倒れてしまった、両国の「大イチョウ」たちも今度こそは心を入れ替えて、頑張ってほしいものです。

Posted by falcon at 18:23:02 | from category: Main | TrackBacks
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