August 14, 2010

沖縄の海で

 久しぶりに沖縄へ行ってきました。

 那覇の市街地の北にある、以前は天久地区といわれていた新都心おもろまち周辺が大きく変貌を遂げていたのにびっくりしました。

 沖縄県立博物館・美術館が素晴らしく充実していて、ほとんど入り浸っていました。

 1日だけビーチでのんびり過ごしました。

 沖縄の日差しが強烈な殺人光線であることは、他人から忠告を受けるまでもなく、住民だったのでわかっていましたが、東京の屋外プールで結構日焼けしていたので、「きれいに日焼けしそうだ」と思いこみ、最も日差しの強い時間帯に競泳パンツ一丁で日に当たっていました。

 日焼け防止クリームも沖縄の日差しには、ほとんど役に立ちません。案の定、その日の夜、肌は真っ赤に火照り、ヒリヒリ状態になりました。

 これからプールや海で日焼けする人に忠告します。

 沖縄の海辺で午前10時から午後2時までの時間帯は絶対に避けましょう。沖縄では曇っていても油断はできません。曇りなのに日焼けした人を知っています。しかも、雨が降りそうなくらいだったのですよ。
 東京周辺ならば、午前11時から午後1時までを避ければ、医者にかかるほどのひどい日焼けになる心配はないと思います。それでも肌が弱い人は、日焼けは絶対に避けるべきです。皮膚がんの心配は少ないにしても、全くならない保証はありません。

 日焼けした後の処置ですが、水ぶくれができるようならば、必ず皮膚科で診療を受けることをお勧めします。
 火照りがあり、赤みがある程度ならば、カーマイン(カルミン)ローションがお勧めです。比較的安く手に入り、たっぷり使えて、すべての人に適するとは限りませんが、薬品に弱い人でも使えます。酸化亜鉛が含まれているので、日中、日差しの強い中歩くとき、露出した部分に薄く塗っておくと日焼け止めになります。多くの日焼け止め薬には酸化チタンと酸化亜鉛が含まれています。酸化チタンと酸化亜鉛は白い粉で紫外線を散乱させて、肌を守ります。
 日焼けして30分くらいは、何ともありませんが、30分を過ぎると真っ赤に火照ります。カーマインローションは火照る前が効果的です。ヒリヒリ感があっても、和らぎます。

 沖縄の海で気を付けたいことは、防御のネット、または柵の無いところでは、絶対に泳がないことです。
 観光客がいるところで海水浴するのはイヤと思う人がいるかもしれませんが、ネットの無いところは危険がいっぱいです。
 バナナボート、パラセーリングなどのマリンアクティビティを楽しむ人がいますので、ボートやサーフボードにぶつかって怪我する人がいます。
 それから有害生物に襲撃されて、命を落とすことがあります。沖縄のクラゲはハブクラゲ、別名、殺人クラゲとも言い、本当に命を落とす人がいます。刺胞というトゲを発射して、攻撃します。関東周辺のクラゲで有毒なクラゲは、カツオノエボシという色のついた海面にぷかぷか浮いているクラゲが大半です。ハブクラゲは透明で肉眼では気づきにくいのです。
 そのほかオニダルマオコゼ、ゴンズイなどの魚、イモガイなどの貝の仲間、ガンガゼなどのウニの仲間に刺されたり、咬まれたりすると神経毒で死にいたることもあります。ガンガゼは磯に多くいて、食用のウニとは違い、トゲが長く、美しく、水槽に入れて、飼ってみたくなります。以前、タイのサムイ島でシュノーケりングしたときに見つけて触りたくなりましたが、ぐっと衝動をこらえて、見るだけにしました。軍手やゴム手袋でもトゲに刺されますので、絶対に近寄らないようにしましょう。

 沖縄の海にはナマコがたくさんいます。中には70cmくらいになる巨大な黒いナマコがいます。ナマコは比較的安全ですが、素人が判断するのは危険です。触れないようにしましょう。
 ナマコは沖縄の砂浜をきれいにしてくれる、海の掃除屋さんです。砂に付着したバクテリア、プランクトンを食べてくれます。白い砂浜を保てるのはナマコのおかげです。
 エメラルドグリーンの海、白い砂浜。沖縄の代名詞ですが、本島のビーチの白い砂浜のほとんどは、人工的に造成したものです。ホントウの砂浜ではありません。

 沖縄へ行く人は十分に気をつけて、海のレジャーを満喫してください。

Posted by falcon at 13:29:00 | from category: Main | TrackBacks
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