June 20, 2010
高等学校国語の教科書に『よだかの星』?
昨日、高校で国語の教師をしながら、司書教諭として活躍している知り合いから、「高校の国語の教科書に、宮澤賢治の『よだかの星』が載っているのよ」って話を聞いた。『よだかの星』を高校生が国語の教科書で読むのは、あまりにも簡単すぎないかと思う。たしかに『よだかの星』で語られるテーマは、深遠で重い内容である。人をはじめ、動物は、植物を含む他の生き物を食べなければ生きてゆけない。日本では仏教の考え方から、四つ足の動物を食べるのを禁じていたこともある。しかしながら、読解力を養うことを考えれば、もう少し高度な内容の作品を高校生に読ませるべきではないだろうか。
以前にも書きこんだかもしれないが、Falconは小学校3年生の時に、たぶん小学館から刊行されていた『小学3年生』で読んだ記憶がある。ダイジェスト版でなく、全文掲載だったとおもう。
実は『よだかの星』を読んで以来、肉類がほとんど食べられなくなった。もともと理科が大好きで、生き物好きだったし、十姉妹、文鳥などの鳥を家で飼っていたので、肉を見ると動物の姿を想像してしまい、かわいそうで食べる気をなくしていた。『よだかの星』の、よだかがカブトムシを飲み込む情景を思い浮かべて、ますます肉が食べられなくなった。肉を見ると、豚や牛、鶏の顔が思い浮かび、ひどく残酷なことをしている気がした。
ただし、魚やエビ、カニなど魚介類は食べられたし、豆腐、納豆は食べられたので、たんぱく質はなんとか確保できた。
成長期に肉を食べなかったので、やせ形の体型になってしまった。
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