April 07, 2010

Corneilleを聴きながら

 CorneilleのLes marchands de revesを聴きながら、仕事を片付けていました。revesの最初のeの上にアクサン・スィルコンフレクスというアクサン・テギュとアクサン・グラーヴを組みあわせた、つまり屋根のような記号が付きます。

 コルネイユは既に書きこんだように、ルワンダ出身の両親がドイツに留学していたときに生まれて、幼少期をルワンダで過ごし、現在はカナダのフランス語圏で活躍している歌手です。
 NHKラジオのまいにちフランス語で紹介されたReposez en paixのほか、心に沁みわたる歌声で、曲も穏やかで、これからも長く聞き続けたいなあと思いました。
 Reposez en paixは、母親に僕は立派に生活しているから心配しないで、安らかに眠っておくれと呼びかける歌です。もちろん、父親に対しても。彼の生涯を考えると、深く考えさせられます。とても、やさしく、そして哀しみを秘めた歌です。 

 フランス語版のCDは需要が無いせいか、値段が高めでしたが。

 今、OutlandishのCDを注文しているのですが、メーカーでも品薄らしく、なかなか入手できません。
 Aichaが聞きたくてね。

Posted by falcon at 02:44:50 | from category: Main | TrackBacks
Comments

tama141:

falconさんこんばんは!
また教えてほしいことがでてきたので、お手数ですがお願いします。
書誌階層を説明するときに、集合書誌レベル、基礎書誌レベル、構成書誌レベルの3つで覚えていたところですが、基礎書誌レベルは単行書誌レベルと継続刊行書誌レベルを併せていうということで、4つのレベルがあるようです。ですが、どうも4つに分けるとかえってわかりにくくなるような気がしています。基礎書誌レベルを特に分ける必要性がよくわからないのですが?お時間があるときに、おしえていただきますと、助かります。
(April 07, 2010 23:30:52)

falcon:

 オ・ラ・ラ C'est difficile.
 Tres、いや、とても難しい質問ですね。書誌階層は、目録の講義の中でも超難解な問題です。
 尤も、これからはFRBRや、英米目録規則に代わるRDAについても講義で説明しなければなりません。昔は、日本目録規則1965年版の標目決めと三段書きに悩まされたものでしたが、新たな問題が続出していますね。
 さて、tamaさんは書誌階層をどこまで理解していますか。それによって、説明のレベルを変えなければなりません。
 目録データを作成する際に、物理単位と書誌単位を意識します。物理単位とは他の資料とは識別され同定される資料1点のことです。書誌単位とはタイトルごとの1点です。
 これでは、さっぱりわかりませんね。
 村上春樹著『ノルウェイの森』を例にとって説明すると、この小説は単行本で上と下があるので、物理単位としては2冊です。書誌単位としては『ノルウェイの森』1タイトルです。
 集合書誌レベルとは、〜講座、〜全集、〜シリーズなどの複数の資料のまとまりに付けれられたタイトルのレベルです。構成書誌レベルとは、作品集や論文集のなかに含まれている独立した個々の作品、論文のタイトルのレベルです。
 基礎書誌レベルの単行書誌レベルと継続刊行書誌レベルとは、単行の資料と、継続資料を分けて考えています。継続資料とは、雑誌、新聞、年鑑類などの逐次刊行物に、法令集や関税率表などの差し替え資料(変更のあった個所のページ)なども含めた総称です。
 今、書きかけて、肝腎な部分の説明があやふやになりそうなので、改めて説明します。
 Tamaさんのおかげで、図書館学の先生らしいコメントができました。
(April 08, 2010 00:55:03)
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