July 19, 2008

コメントに対して

「生徒」さんへ
 ご意見を頂いたので、誠実にお答えしたいと思います。
 まず、『図書館戦争』の話を講義でするのは、一講義につき1回から3回程度だったはずです。それも時間にして5分程度です。一言程度を述べたことは3回ありますが、うんざりさせるほど述べたことはありません。授業回数の少ない講義を大切にする私の気持ちは、おそらく学生の皆さんを上回っています。説明を分単位で計算して、講義をしているので、計画的に行っています。だからこそ、怪我して歩くのが困難にもかかわらず、それを理由に休講にせず、続けました。これらの点は、ほかに受講している学生も大勢いますから、証明できます。
 平成20年度前期は、ある講義で1回休講した以外、全く休講しませんでした。大型連休中でも大学が講義日と指定した日に講義を行いました。講義時間を無駄なく使えたと得心しています。それで「貴重な講義時間を無駄にした、少ない」と主張するのであれば、あなた自身が講義を休むことが多かったのか、講義に集中できなかったので短く感じられたのでしょう。
 取り上げた時もはっきりしています。『学校図書館メディアの構成』の2回目で学校図書館の資料収集をめぐって「図書館の自由に関する宣言」を取り上げたとき、『学校経営と学校図書館』でライトノベルを学校図書館で収集するかを検討したとき、『情報メディアの活用』でフィルタリングの妥当性を論じて「表現の自由」の問題を取り上げたとき、それから、動画投稿サイトを取り上げたとき、メールやwebpageでの誹謗中傷・個人情報の流出を取り上げたときです。これら以外は、取り上げる時間がもったいないぐらいに、さまざまなことをきっちりと説明したと思います。

 そこで、推測ですが、コメントを下さった「生徒」さんは、講義で何か他のことに不満を感じていたのではないでしょうか。たとえば、発表形式の授業で、自分の発表時間を短くされたとか、居眠りしていたのに起こされたとか、自分がわからない質問をされて、恥をかかされたと感じたとか、コンピュータ教室での授業のとき、飲食物の持ち込みを厳しく注意されたとか、レポートを出せなくて辛くなったとか(←これは自分の責任で、身から出た錆びを逆恨み)、たまたま出席した授業が4分くらい長引いたとか、レポート・試験が思うようにできなかったとか。それから、講義時間をきっちり守って、少し早めに終わらせているのに、それでも長すぎると不満を述べてくる学生がいるのを知っています。授業回数が少ないと思っているくらいなら、授業時間を守ってぎりぎりまで説明があることに不満はないと思いますけど。

 本来、大学では「学生」なのに、「生徒」と書いているのは、おかしいですね。もしかりに、受講生でないのに、事実無根の書き込みをしたのであれば、素直にコメントの取り消しを申し出てください。

Posted by falcon at 17:49:49 | from category: Main | TrackBacks
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