June 11, 2008
書き込みいただいた方へ感謝
まずは書き込みいただき、ありがとうございます。繁体字の中日辞典があるんですね。大学図書館職員だったころに、お世話になった納入業者(書店)の名前だったのでわかります。早速、足を運んでみます。古書だと最近の言葉は載っていないでしょうね。とりあえず探してみます。今のところ、最近出版された漢和辞典と中日辞典で解読できました。
出版社で繁体字対応の辞典を刊行してほしいですね。
以前、書き込んでいただいた方への返答しなかったのですが、チャットですね。チャットをできるほど、語学能力が追い付きません。それから、コンピュータウィルスがちょっと心配なので、アクセスしていません。ごめんなさい。
Comments
桐一葉:
falconさん
またまたの書き込みです。
中国語、中国図書館学に興味をもたれたとのこと、きっかけはさておきここ数年来ネット上でときどき拝見する現象ですね。
留学、研修派遣、旅行などで見聞された報告記は印刷文献では得られない新鮮な情報です。
falcon さんは「繁体字対応の辞典」を求められておられるようですが国内での新しい漢日辞典の出版は採算、需要の面からいってまず無理でしょうね。台湾で日本語学習熱が高まり需要が高まり出版してくれれば別ですが。
falcon さんは?台湾の現代の文献を読む ?簡体字以前の古い文献を読む、ためだろうと思います。
『近代中国研究入門』坂野正高、田中正俊、衛藤瀋吉編 東京大学出版会 1974
442p. には辞典、事典の特徴、利点が解説されております。ただし私が前々回書き込みした『華日大辞典』はどういうわけか掲載されておりません。旺文社というと学習・受験参考書の出版社で有名、大学など研究機関の文献収集の範囲外だったのかな?
もったいない!かぎりです。ちょっと古い語を調べるのに大変重宝でした。有名な書名、人名、地名などわずか1,2行でも掲載されているからです。私は部首、画引きでは検索に時間がかかるのでもっぱら巻末の注音符号索引を使ってきました。
falcon さんのような大学の先生に対して申し上げるのは僭越ですが「繁体字対応の辞典」の出版を期待するより注音記号、ウェード式の表音表記法を覚えられた方が手っ取り早い感じがします。
さて、繁体字で書かれた台湾の図書館学文献、ご参考まで以下ご紹介します。
入力の関係で日本漢字で記します。
1.『[大学用書]図書館学』 中国図書館学会出版委員会編 台湾 学生書局 民国63
565p.
* 中国固有の図書館史、目録学の分野の記述を除いて欧米、主としてアメリカの図書館学理論が手本。
2.『図書館学理論基礎』何光国著 台北
三民書局 民国90 445p.
* 観念的というか理論的というか、昨今全盛の図書館情報学入門といったところかな。巻末掲載の参考文献、台湾および外国の文献、豊富に紹介。繁体字による図書館学関係文献の収集候補を選ぶには一見の価値ありか。
3.『中文図書分類編目学』黄淵泉著 台湾 学生書局 民国75 515p.
付録1.国際標準書目著禄規則(単行本)
ISBD(M)第1版の中訳版。
付録2.中文図書編目規則 黄淵泉撰
付録3.中文図書分類簡表[中国図書分類 法 頼永祥編訂、増訂6版(民国 70)から1000区分] あり。
* コンピュータ導入以前の図書館実務学習・理解には格好の書。
4.『図書館学辞典』楊若雲主編 台北 五洲出版社 民国77 429p.
* 英漢対訳の用語辞典。
5.『図書文献資訊辞典』洪進徳、李之為編著 台北 五洲出版社 民国77 728p.
* 英漢対訳の用語辞典。
6.『電脳辞典』(豹の部首+苗)頭鷹出版社 民国86 282p. Ian R. Sinclair著
Collins dictionary of computing の漢訳本。英漢コンピュータ用語辞典。漢語索引はなし。
総じて外から見ると台湾の図書館学研究はアメリカを範俊、翻訳、”翻案”に終始しているように見受けられます。入手希望の図書がありましたら東豊書店に相談されたらいかがですか。
頼永祥先生、昭和30年代初め訪日の折、日本図書館協会を表敬訪問、A事務局長と面談をした記録を呼んだことがあります。知日派だったのかな?
長くなってすみません。
またまたの書き込みです。
中国語、中国図書館学に興味をもたれたとのこと、きっかけはさておきここ数年来ネット上でときどき拝見する現象ですね。
留学、研修派遣、旅行などで見聞された報告記は印刷文献では得られない新鮮な情報です。
falcon さんは「繁体字対応の辞典」を求められておられるようですが国内での新しい漢日辞典の出版は採算、需要の面からいってまず無理でしょうね。台湾で日本語学習熱が高まり需要が高まり出版してくれれば別ですが。
falcon さんは?台湾の現代の文献を読む ?簡体字以前の古い文献を読む、ためだろうと思います。
『近代中国研究入門』坂野正高、田中正俊、衛藤瀋吉編 東京大学出版会 1974
442p. には辞典、事典の特徴、利点が解説されております。ただし私が前々回書き込みした『華日大辞典』はどういうわけか掲載されておりません。旺文社というと学習・受験参考書の出版社で有名、大学など研究機関の文献収集の範囲外だったのかな?
もったいない!かぎりです。ちょっと古い語を調べるのに大変重宝でした。有名な書名、人名、地名などわずか1,2行でも掲載されているからです。私は部首、画引きでは検索に時間がかかるのでもっぱら巻末の注音符号索引を使ってきました。
falcon さんのような大学の先生に対して申し上げるのは僭越ですが「繁体字対応の辞典」の出版を期待するより注音記号、ウェード式の表音表記法を覚えられた方が手っ取り早い感じがします。
さて、繁体字で書かれた台湾の図書館学文献、ご参考まで以下ご紹介します。
入力の関係で日本漢字で記します。
1.『[大学用書]図書館学』 中国図書館学会出版委員会編 台湾 学生書局 民国63
565p.
* 中国固有の図書館史、目録学の分野の記述を除いて欧米、主としてアメリカの図書館学理論が手本。
2.『図書館学理論基礎』何光国著 台北
三民書局 民国90 445p.
* 観念的というか理論的というか、昨今全盛の図書館情報学入門といったところかな。巻末掲載の参考文献、台湾および外国の文献、豊富に紹介。繁体字による図書館学関係文献の収集候補を選ぶには一見の価値ありか。
3.『中文図書分類編目学』黄淵泉著 台湾 学生書局 民国75 515p.
付録1.国際標準書目著禄規則(単行本)
ISBD(M)第1版の中訳版。
付録2.中文図書編目規則 黄淵泉撰
付録3.中文図書分類簡表[中国図書分類 法 頼永祥編訂、増訂6版(民国 70)から1000区分] あり。
* コンピュータ導入以前の図書館実務学習・理解には格好の書。
4.『図書館学辞典』楊若雲主編 台北 五洲出版社 民国77 429p.
* 英漢対訳の用語辞典。
5.『図書文献資訊辞典』洪進徳、李之為編著 台北 五洲出版社 民国77 728p.
* 英漢対訳の用語辞典。
6.『電脳辞典』(豹の部首+苗)頭鷹出版社 民国86 282p. Ian R. Sinclair著
Collins dictionary of computing の漢訳本。英漢コンピュータ用語辞典。漢語索引はなし。
総じて外から見ると台湾の図書館学研究はアメリカを範俊、翻訳、”翻案”に終始しているように見受けられます。入手希望の図書がありましたら東豊書店に相談されたらいかがですか。
頼永祥先生、昭和30年代初め訪日の折、日本図書館協会を表敬訪問、A事務局長と面談をした記録を呼んだことがあります。知日派だったのかな?
長くなってすみません。
(June 14, 2008 16:41:29)
桐一葉:
誤入力訂正:
下から6行目
範俊 → 範とし
下から2行目
呼んだこと → 読んだこと
雑駁でごめんなさい!
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範俊 → 範とし
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呼んだこと → 読んだこと
雑駁でごめんなさい!
(June 14, 2008 16:49:56)