February 15, 2008

eラーニングは結構楽しい

 eラーニング受講をはじめて3日目、まだ終わらないとボヤキつつも、気合を入れて楽しんでいる。ちょうど、500ページの長編小説を読みはじめて、350ページぐらいまで辿り着き、面白くなりつつも、疲労も感じはじめたところだろうか。山歩きに喩えれば、7合目あたり、もうすぐ頂上だけど、まだ距離あるなあ、もう引き返せないしー、と立ち止まって思案しながら、一休みしているところである。
 大学図書館職員時代に、eラーニングが騒がれはじめた。職員の先輩たちのなかに、こういうのに直ぐ飛びついて、報告書や論文にする人がいて、Falconは「えっ、図書館と関係ないじゃん。別に!」と、某若手女優のようにスネていた。図書館の活動に影響を与えるかもしれないが、図書館のサービス活動を根底から揺さぶるほどの事項ではないと思えたのである。
 実際にeラーニングを受講して、図書館のサービス活動の根幹には関係ない事項だと思う。その考えに変わりはない。けれども、講師の話を聴きながら、いろいろ調べてみたいことも出てくる。普段の大学の講義や講演では、1人の受講者の割り込みで「ちょっと、待った!」なんて中断できないが、eラーニングは講義を受講者の意思で中断できる。トイレ休憩も思いのまま。図書館でチョッと調べたいと思えば、いつでも中断できる。そのときにeラーニングと図書館の関係は良好になる。講師の話を聴きながら、調べごとができて、より深く理解できる。
 10年位前に比べれば、インターネットの技術ははるかに進歩しているし、講義を聴きながら検索も可能だ。今日は、太平洋戦争中の田中義一内閣総辞職の問題が取り上げられたが、インターネットで検索して、Web情報を読み、講師の話を聴いていた。歴史を見る目が養えて、興味深く聴けた。でも、「eラーニングと図書館の関係」を論文にするほどかあと、チョッと馬鹿馬鹿しく思う。
 eラーニングは、アメリカように国土の広い国では、教育の機会均等のためには必要だろう。日本のように国土の狭い国では、需要は全くないとは言えないが、最重要とはいえない。

 まっ、あともう少しなので、がんばって聴こうと思っている。

Posted by falcon at 18:51:58 | from category: Main | TrackBacks
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