December 19, 2007
下界のことはさておき、宇宙を見上げてみよう
宇宙は限りなく広い。その中でも、片隅の太陽系に住み、毎日、些細なことに悩み、苦しみ、それを重大なこととして受け止めて、私たちは生きている。でも、それは何十億年のほんの一瞬に過ぎない。恐竜が生きていた時代と比べても、わずかなことだ。広い宇宙から見れば、私たちは塵のようなもの、長い時間の中に浮かぶ泡のようなもの。昨年、冥王星が惑星から格下げになり、準惑星になった。
そんな中、渡部潤一著『新書で入門新しい太陽系』(新潮新書)を読んでいる。
太陽のストーブに温めてほしい。
口絵が美しい。天王星と海王星は、この世のものとは思えない美しさで、他を圧倒する。木星も、土星も、実にダイナミックな姿を見せてくれる。
子どもの頃、天体望遠鏡で、金星、火星、木星、土星、勿論、月も見た。その頃のことを今でも思い出す。夜空を見上げると、自然と星の名前が思い浮かぶ。
宇宙のことを考えていると、日々の辛さを忘れてしまう。
こんな世界があったんだなあ。
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