November 24, 2007

イジメラレッ子、一緒に生き抜こう

 Falconがイジメラレッ子だったのは、既に何度かカミングアウトした。(だから、被害妄想気味だ。それを自分で言っちゃ、御仕舞いよ)
 今、深刻に悩んでいるなら、ちゃんと話のわかる大人に話したほうがいい。周囲の友人たちは、君たちの思いをキチンと受け止めてもらえないかもしれない。それだけ、重苦しい体験をしている。もし、何か大変なことになったら、イジメている子たちも、周囲の者たちも一生苦しむことになる。だから、イジメラレている君たちが止めなければならない。君たちには、その権限があることを忘れないで欲しい。

 イジメラレッ子でも、結構、得をする。
 まず、感受性が豊かになる。人の心が読めるようになる。わずかな仕草、言葉と語気の乱れに気づくことができる。いじめられる瞬間は、直ぐわかる。どんなに相手が美麗辞句を並べようとも、見当がつく。豊かな心は、イジメラレッ子のほうに宿る。
 それから、忍耐力が身につく。スポーツでしごかれている連中より、苛酷な状況に陥っているのだから、どんなに困難なことでも耐えられる。
 危険を察知して逃げる力が身につく。つまり、情報を活用して、生きる力に繋げられる。
 これだけ、生きる力が身につくんだから、大人になったら、誰よりも優れた人格を持つし、誰よりも生き抜ける。だから、諦めることは絶対にしてはならない。辛かったら、辛い気持ちをちゃんと訴えよう。そして何よりも、みんなに迷惑をかけずに楽しめる自分だけの趣味を持とう。読書もいいし、自然に目を向けるのも悪くない。
 Falconは虫や鳥が大好きだった。今でも、虫がいるとワクワクする。今はちょうど色々な芋虫が冬支度に入るところ、繭をこさえている。残念なことに、日本では蓑虫が減っている。これは寄生虫のためらしい。残念だ。あのかわいらしい姿は、枕草子の清少納言も愛でたほどだ。昔は、一杯いた。

 先日、上野の国立科学博物館へ行った。ファーブル展を見てきた。
 ファーブルは、ボクにとって、子どものころ、憧れの人だった。貧しい生活の中で、自然を愛する人、その鋭い観察力は素晴らしい。
 ところが、大人になって、伝記を読んでいたら、ビックリした。イギリスの経済学者ジョン・スチュアート・ミルから借金して、とうとう踏み倒してしまった。まあ、ミルはそれほどお金に困っていなかったので、ファーブルとの友情の証しとして、責め立てもしなかったようだ。でも、借りた金は返したほうがいい。なんだか変な話になった。ゴメン。Falconは今のところ金にまつわる面倒な話は無いけどさ。

Posted by falcon at 02:48:10 | from category: Main | TrackBacks
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