March 30, 2010
もっと若者を大切にしよう
日本は少子高齢化社会になって、高齢者を大切にするようになった。病気の高齢者を助けるのは、紛れもなく大切なことだ。高齢者に生きがいを与えることも大切なことだと思う。しかし、もっと大切なことを忘れていないか。
20代、30代の若者を育成することを忘れている。
図書館に限って言えば、高齢者に近い年齢の人が嘱託職員として、高齢者がボランティアとして乗りこんできている。否定するつもりはないが、もっと若い人を司書資格を持った図書館の正職員として採用するべきだと思う。もちろん、司書資格は実に安易に取得できるので、淘汰は必要だけれども、若い人を育成しなければ、この先、日本の図書館行政は破たんしてしまう。
ときどき議論になるのだけれども、図書館に凄く興味を持っている人が人を押しのけるほどの勢いで、図書館のことに首を突っ込んでくる。興味を持ってくれるのはありがたいのだけれども、後に続く人のことを考えて行動を取ってくれているのだろうかと、ふと思う。
以前にも、書きこんだけれども、日本でよく革命が起きないのかと不思議に思う。別に暴動を起こせと煽っているのではない。革命は静かに、しかも目覚ましく起こることもある。若者たちが冷遇されすぎている。就活だと言って、説明会へ無駄足を何度も運ばされている。
日本は20代、30代、40代の働き盛りの人の時間を無駄に使っている。論理は飛躍するが、無駄な時間は偏狭な自己愛人間を作り出してしまう。
机にしがみついて金をもらっている人よりも、これから働く人を大切にしたい。働き盛りの人に仕事が行き渡る努力が必要だろう。
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