March 30, 2010

『ほしのふるまち』が映画化

 もうすぐ春休みが終わってしまいます。
 それにしても、今年の春は真冬のような寒さですね。寒の戻りどころか、寒そのものです。

 さて、3年前、富山県の氷見市へ行ったとき、原秀則著『ほしのふるまち』(小学館、ヤングサンデーコミックス)を4巻まで読みました。今年も氷見市へ行ったのでつづきを読もうと思ったら、都内の書店の店頭にありません。ネット書店で検索すると、品切れになった様子もなく、「在庫あります」の表示です。小学館のページでも入手可能になっています。
 このように手に入らないものほど欲しくなります。
 まだ公開の予定は決まっていないようですが、『ほしのふるまち』は映画化決定しました。

 そこで、先日、紀伊國屋書店で注文して、5巻から7巻まで入手しました。品切れではなく、単に店頭にないだけで、取次店の倉庫にあります。
 青春ドラマの王道ですよね。高校生・大学生に勧めたいマンガです。マンガに偏見をお持ちの方でも、是非読んでみてください。

 「最近のマンガはエロ・グロ・ナンセンス、ヴァイオレンスで、子どもには有害だ」と講演していた評論家のおばさんがいますが、専門家というのは貪欲すぎるくらい謙虚に、物事を見なければなりません。小説にも善し悪しがあるように、漫画にも善し悪しがあります。たしかに週刊雑誌のマンガの中には粗悪な作品が少なからずあります。この点は構造的な問題点があります。漫画家も短期間で仕上げるために、描線を荒く、ストーリーも構想が無いまま、成り行き任せと、どうしても手を抜く。出版社も低コストで収益を上げたい。実力のある漫画家でも、不承不承で引き受けざるを得ない。

 まっ、漫画・コミックにも読み応えのある作品があります。

 「ねえ、最近、マンガばっか読んでるんじゃない?」

 えっ、そんなことありませんよ。

Posted by falcon at 19:45:13 | from category: Main | TrackBacks
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