June 27, 2009
世界不思議発見で!
今日の不思議は、エジプトのアレキサンドリア(アレクサンドリア)が舞台だった。もちろん、主人公はクレオパトラ(7世)、全編、古代アレキサンドリア図書館のエピソード満載だった。
ああ、行ってみたいと、溜息つきっぱなしだった。
アレキサンドリアと言えば、『私家版』(東京創元社)を思い出す。映画では、チュニジアのチュニスに置き換えられていた気がするが、小説ではアレキサンドリアが舞台だった。
友人に裏切られた男がじわじわと真綿で首を絞めるように復讐をするサスペンス小説だ。
こういう復讐は好きだ。一見、復讐とは思えない方法で、時間と手間をかけて、相手を苦しめる。この陶酔感はたまらない。肉体に痛みを与えてはならない。いかにも自分が手を下したとは思わせない。気がつかれないうちに、相手を窮地に追い込む。
しかしながら、実行するには知性と忍耐力が必要となる。力任せの復讐でないからだ。それに良心と言う気の緩みがあってはならない。
だめ、だめ、霊の存在を信じている自分には無理だ。
結局、霊とはエチカのことなのだろう。
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