October 29, 2008
えー、どういうこと?
れんげ畑 ふしぎな カフカ 刑務所ねこ 楽園 共鳴 吉野北
轟 ポルノ小説 警察 アニメ
委員会 国立 戦争 革命
今から20年以上も前に始まった超人気クイズ番組に『ヒントでピント』があった。土居まさるさんが司会を務め、男性軍のキャプテンを小林亜星さんや浅井慎平さんたちが、女性軍のキャプテンに栗本薫さん(←訂正:番組では「中島梓」として出演していました。)も務めていた。
モザイクで物を当てるというクイズから、16分割された枠の中のヒントから解答を出すという目玉のクイズがあった。
もう答えは、おわかりだな。
図書館!
最初のヒントで気がついた人は強者(ツワモノ)だ。
森谷明子著『れんげ野原のまんなかで』(東京創元社)は、図書館を舞台にしたミステリー小説。
このブログは図書館のことばかり書いているから、ヒントなしでも答えは解かる。むしろ、ヒントのほうが気になるだろう。
今年はなぜか図書館に関する本が多い。手を替え、品を替え、さまざまなジャンルの図書館関連本が現れる。すでに紹介した『ツクツク図書館』『図書館ねこデューイ』のほかにも、『吉野北高校図書委員会』(←メディア・ファクトリー)、アルベルト・マングェル著;野中邦子著『図書館:愛書家の楽園』(白水社)、コミックでは『スットコ図書館』、『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会.3』とオンパレードなのだ。
そして、とうとう図書館司書が主人公になったポルノ小説が出版された。(入手後のコメント:主人公の大学生を誘惑するのが図書館司書・麻里だった。)
以前、ブログで病院を舞台にしたポルノ映画を、専門家である医師や看護師が批判したら、嘲笑されるだろうと書いた。図書館司書がイケメン大学生を誘惑するポルノ小説なんて、まさか出版されるとは思わなかった。
書店で発見したが、まだ、買っていない。
通勤経路を調べている奴らがいるようだから、買っている姿を見られたくない。できれば、普段あまり降りたことのない駅の近くの書店で買おう。
図書館のことが書かれた小説に、すぐに飛びつく某・大学教授の先生も、このポルノ小説には気がつくめえ!と、ケレン味たっぷりに大見栄きって見せようか!
図書館とエロティシズム。
色事師で知られるカザノヴァは晩年、貴族の館で図書館司書として過ごしたらしい。
エロティシズム文学の大御所バタイユは、フランス・オルレアン市の図書館長を務めた。
ロンドンの公立図書館から図書を盗み出し、図書を損傷した罪で逮捕され、刑に服して、出所後に、劇作家として成功したオートンは、ゲイの友人に惨殺された。ジョー・オートンの波乱に満ちた生涯は映画『プリック・アップ(原題:Prick up your ears)』《←原題の直訳は「聞き耳を立てろ!」であるが、隠された意味として「チ○ポ(Prick)をオッ●てろ」≫に描かれている。ロンドンの下町の図書館で起こった実際の事件を取り上げた点で注目に値する映画。主演はゲーリー・オールドマン(←『J.F.K.』のオズワルド役が印象的)。
映画『スリー・サム』では、大学図書館で主人公のゲイの男子学生が彼のことを恋している女子学生にセクシーなしぐさで迫られる。この映画で、ゲイの男子学生が男の友人(←なんとボールドウィン兄弟のウイリアム・ボールドウィンが演じている)に恋するものの、その友人は素敵な女子学生を恋して、彼女が主人公を恋するという連関した三角関係が描かれる。大学の学生寮で起きる恋愛劇をユーモラスに描いた青春映画で、さわやかな印象の残る映画だった。
村上春樹著『海辺のカフカ』では、主人公の少年と中年の司書の女性との幻想的なエロティシズム漂うシーンが描かれる。
そのうち図書館で白皙の美青年司書が利用者のリーマンに誘惑されるBL小説が登場するかもしれない。『暴れん坊本屋さん』の番子さんとハチさんが好きな設定だよね。
た、でなくて、オータム・ムーン氏が書いているかも?
「えっ、BLって、ロンドンにある英国図書館(the British Library)のこと?]
うーん、もう、カマトトなんだから!
『ドロコウ』の黒田蝶子を少しは見習ってほしいなあー。
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