February 13, 2011

また観能、堪能

 ええ、今日も宝生能楽堂で能楽を観てきました。
 月並能で、演目は能「巴」狂言「八句連歌」能「雲林院」能「国栖」でした。

 能「巴」は源平の合戦に題材を取った謡曲です。木曽義仲を慕う女武者・巴御前がシテとなります。日本版ジャンヌ・ダルクですよね。後シテの巴の霊が長刀をふるう舞は必見です。

 狂言「八句連歌」は野村万作・野村萬斎父子が息の合った演技で笑わせてもらいました。連歌にかけて、借金の証文のやり取りを交わします。萬斎さんを生で観るのは初めてですが、カッコイイですね。NHK大河ドラマ『花の乱』で細川勝元を演じたころは硬い表情で、周りの役者さんたちから浮いていた感じでしたが、穏やかな飄々とした役柄になってからは違和感が無くなりました。

 能「雲林院」は伊勢物語の「芥川」の段を題材に取った演目です。雲林院は京都の紫野の大徳寺あたりにあった寺院で、『大鏡』など古典文学作品では「うりんいん」と読みますが、能では「うんりんいん」と読みます。在原業平の霊が舞う、静かで威厳に満ちた、しかも平安ロマンが漂う舞が魅力的です。面(おもて)は表情が無いと思ったら、微妙な表情があらわれるのですね。

 最後は能「国栖(くず)」でした。これは壬申の乱が背景となっている作品です。大友皇子の軍に追われた清浄原皇子(大海人皇子、後の天武天皇)と供の者をを国栖の翁と媼が匿う話です。後場は媼が天女へ、翁が蔵王権現へ変じて、舞います。

 この連休は、たっぷり日本の歴史、文学、伝統文化に浸りました。


22:40:03 | falcon | comments(0) | TrackBacks

長勝寺の写真

荒行が行われた長勝寺の写真です。
スマートフォンの写真ですが、意外と上手に撮影できました。


10:26:22 | falcon | comments(0) | TrackBacks

荒行の写真4

 こちらが荒行の写真です。迫力ありますね。これ、冷水です。



02:28:55 | falcon | comments(0) | TrackBacks

荒行の写真3




00:23:50 | falcon | comments(0) | TrackBacks