June 05, 2015

リセへ

 昨日、ブルターニュ地方のレンヌは真夏のような暑さ、しかも川や沼沢地が多いので湿気があり、ヨーロッパとは思えない。
 で、3年前に訪れた郊外のリセ(高校)に行きました。20年前に建てられた校舎は斬新な建物、ここはスポーツの盛んな学校で、フランスでは珍しく体育館が大きい。まあ、地方都市の学校だし。
 川と池に囲まれた田園の学校です。

 午後、リセ第2学年(高校1年生)の選択科目・日本語の授業に参加して、日本語を教える佐々木先生とともに、日本語の先生をしました。1年間学んだ生徒の日本語は結構上手。漢字も書ける。日本の早稲田高等学院の生徒と文通するので、日本語とフランス語で手紙を書いていた。

 次の時間は学校図書館CDIへ。日本語を教えているので、俳句や浮世絵の資料がある。もちろん、マンガも。日本の映画のDVDは著作権の問題があり、なかなか購入しにくい。ちょっと前は著作権関係なく、購入できたらしいけど。
 分類はデューイ十進分類法。学校によって国際十進分類法を用いる。学校図書館の活動と職員問題しか関心のない人には、どうでもいいことですね。

 そのあと、また日本語の授業。リセ最終学年(高校3年生)でしたが、ほとんどの生徒がバカロレア試験を終えて、出席を免除されているようで、この日は2名。授業が無くて空いているリセ第1学年(高校2年生)も2名。ここでも日本語の会話の授業をしました。一人、第1学年の生徒で日本から留学している生徒がいました。

 次はリセ第1学年(高校2年生)の日本語の授業、フランスの学校は17時45分まで授業をする。といっても夏は日が高く。まだ昼間。すでに日本に短期留学した生徒たちがいて、日本の大学生よりもしっかりしたに日本語を話すし、ひらがな・カタカナ、漢字も上手。2年間で、こんなにうまくなるのか。それに引き換え、私のフランス語はいい加減なものだ。

 そうそうフランスでも「図書館戦争」知っている人いました。コミックも小説もフランス語で出版されているからね。

13:31:50 | falcon | comments(0) | TrackBacks