April 01, 2012

介護に直面!

 三年ほど前、父が胃ガンの手術をした。抗がん剤の治療、放射線照射の治療にも耐えてきたけれども、肺炎を併発して、いよいよ危機的な状況になってきた。
 数ヶ月前から自宅介護を医師から勧められていたけど、頑健な父は遠い先の出来事と考えて、仕方なく訪問看護を二週間に一回受けていた。
 いざとなって、自宅にベッドを置いて、訪問看護を受けるのは、非常に難しいことがわかった。母は若いと思っていたが、老いているため、父の病状を正確にうけとめられない。刻々と父は最期に向かっている。
 運良く、手術を受けた病院に入院した。だが、父のような末期ガン患者は長居はできない。直ちに緩和ケアの病院か、自宅での療養を勧められた。情報では介護の問題に気がついていたが、実際に直面すると釈然としないものを感じる。訪問看護をしてくれる人は本当に素晴らしいけど、父と過ごすのは家族である。さまざまな感情が渦巻く。
 理屈や情報だけでは片付かないものを感じる。

01:23:47 | falcon | comments(1) | TrackBacks