December 12, 2010

失せ物、多し。かけがえのない友人の助けと知人の励まし。

 今年は失せ物が多かった。
 5月に財布を落とし、結局、見つからなかった。

 で、3週間前、Amazon Franceで購入した、フランス語で書かれたウィキペディアに関する本が見つからなくて、探しまくっていた。きっと、飛行機に乗っていて、前の座席のポケットに突っ込んで忘れてしまったのだろうと、あきらめて、Amazon Franceで買い直そうと注文しようとした矢先、部屋の片隅で見つかった。
 この本を見つけるきっかけとなったのが、2週間前から探し始めた薄紫色したニットのベストである。9月、オーストラリアへ行ったとき、ロンパイン・コアラ・サンクチュアリーで、コアラと一緒に撮った写真には、そのベストを身につけて写っている。その後あちこちへ着て出かけた。職場の健康診断で脱いだとき忘れたのか、いつも行く温泉施設で忘れたのか、たまに行くマッサージ店で忘れたのか、実家へ帰ったとき忘れたのか、旅行先のホテルに置き忘れたのか、それともプールで脱いだとき忘れたのか、ありとあらゆる可能性を考えて、探しまくったが見つからない。「ああ、もう、いいや」と思いかけたとき、クリーニング店へ行って、「思い違いだと思うのですが、ニットのベストって、ありますか」と尋ねたら、店主の人が「ああ、薄紫の薄手のセーターね、ありますよ」と、あっさり言い、奥から取り出してきてくれた。「心配だったら、いつでも言ってくださいね、あればあるというから」正直、ほっとした。

 考えてみると、物をできるだけ買わないようにしているのだが、物が結構多い。気に入った物はなかなか捨てられない。先日、愛用していた下着が破れてしまった。もう8年くらいは履いていたかもしれない。三宅一生デザインのトランクスで、蒸れにくい、極めて履き心地の良い下着だった。
 いつも行く温泉施設で、ズボンを脱いだ瞬間、凍りついてしまった。トランクスの尻の部分が見事に縦に裂けていた。生地がほころび、限界だったのだろう。

 今年は物を失うことが多かったが、多くの友人・知人に助けられ、励ましを受けることが多かった。
 友人の助け、知人の励ましに、ひたすら感謝する。おそらく、友人・知人の助けがなかったなら、息切れして、へたばっていたと思う。困ったときほど、友人・知人の助けがありがたく思える。
 来年も、力を尽くして、友人たちの励ましに応えたいと思う。

21:39:26 | falcon | comments(0) | TrackBacks