February 15, 2007
良い本、見っけ
おととい、パオロ・マッツァリーノ著『つっこみ力』(ちくま新書)を買って、今、眠れないので、途中まで読んでいました。メディア・リテラシーよりも、つっこみ力と言い換えたほうがよい著者の主張に納得します。批判力は角が立つというのも納得します。
確かに数年前、図書館関係者の間でもメディア・リテラシーという言葉がもてはやされていました。その関係の本を何冊か読んでみましたが、どことなく馴染めなかった気がしています。「外国の学校図書館でも実践しているよー」と言われると浮き足立つ関係者を見ていて、変だなあと思っていました。それこそ、関係者を批判したくなったのを覚えています。
この本を読んで、「つっこみ力」のほうが、しっくりきています。
情報活用教育だの、コンピュータ・リテラシーだの、訳わからない言葉が蔓延っていて、大学の授業では意味の説明ばかりになっています。大体「シー」がつく言葉は、「エクスタシー」「いやらしい」など妖しい、怪しいものが多い。
良い本を見つけました。
04:07:10 |
falcon |
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