June 14, 2006

善意は人のためならず

 「情けは他人のためならず」という諺の正確な意味をご存知ですか。
 よく「情けを下手にかけて、甘やかすと、その人のためにならない。」と思われていますが、仏教から生まれた諺で、「情けをかければ、その人だけでなく、めぐりめぐって自分のためにもなる。だから、他人に情けをかけなさい」というのが本来の意味です。
 誰もが文句のつけようがない「善意」を盾にして、自らの欲望に気が付かないようにして、誤ったことを主張する人がいます。他人への「善意」はめぐりめぐって、自分のためにしているので、イチャモンをつけて欲しくないのでしょう。Falconは大人になりきっていません!から、うっかり、そういう人たちにイチャモンをつけます。Falconは、特に「子どものために」という善意を懐疑的に思っています。
 一般に人は克己して「他人のために」することはありません。かと言って、「滅私奉公」するほど、自分を大切にしないのも、良くありません。自分を尊重して、他の人たちも尊重する、成熟した市民社会に必要なことですね。
 えっ、一体、この記事は何を意味しているか。言わぬが花ですね。


Posted by falcon at 01:54:41 | from category: Main | TrackBacks
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