May 29, 2006

博士の愛した数式

やっと、映画を見てきました。
本は既に読んでおりました。

 実は、Falconは本を読んだ時に配役を考えていました。
「博士」は石坂浩二さん、
「博士の義姉の老婦人」は岸田今日子さん
主人公の「家政婦さん」は松嶋菜々子さん

 映画の配役も悪くなかったですよ。
 ただね、「ルート」が大人になって数学の先生になって、
吉岡秀隆くんが演じているのだけど、話の合間に、教室で
教えている光景が挟まって、話が中断してしまい、一連の
つながりが無くなってしまうのが、残念でした。
 それから、博士役の寺尾總さんが「私の記憶は80分しか
持たない」と思いつめたように言うのは、必要なかった。
黙って、飄々と演じてほしかったなあ。
 そうそう、図書館の場面が出てきます。
 義姉役の浅丘ルリ子さんは、もう少し嫉妬したり、色気を
感じさせてくれると、良かったかもしれない。ちょっと大人
しく演じていましたね。

 そういえば、2月頃、地下鉄に乗っていたら、前に座って
いた60歳くらいのおじさんとおばさんが、この映画の話を
していて、おじさんが「寺尾總が80分しか生きられないって
言う映画みたいなあ」と言っていたので、Falconは笑いこけ
そうになりました。80分しか生きられなくて、蘇えっていたら、
ゾンビ映画だよ。せっかくの小川洋子さんの珠玉の作品が
台無しじゃないか。

 本で読むのもいいし、映画で見るのもいいし、DVDで見る
のもいい、ホッとしたい時にオススメの作品です。

Posted by falcon at 22:24:00 | from category: Main | TrackBacks
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