December 07, 2005

本当は行きたい病院図書館

 Falconさん(仮名)は,いつもの定期検診で渋谷区にある
日赤医療センターへ行きました。診察がおわり,さて帰ろうと
思った,そのときでした。ふと,気になることがありました。
「今日は時間があるので,図書室を見学に行こう」と心に決めて,
図書室のドアを開けると,驚くべき光景が広がっていたのです。
それは……

【名称】病院図書館

 病院図書館とは,病院などの医療施設に設置される図書館で,
医師や看護師,研究者が利用する医学図書館と
入院患者,長期療養者,来院者が利用する病院患者図書館
に分かれます。
 医学図書館と病院患者図書館の明確な区別はなく,置いてある
資料によって,医師たちが利用するか,患者たちが利用するかの
違いです。
 日赤医療センターの図書室は,どちらかと言えば,
医師や研究者が使う専門書,専門雑誌などを多く所蔵している
医学図書館です。入院患者・来院者へのサービスも行なっており,
専門の司書が利用者のサービスに当たっています。

 あなたは,病院に図書館があることを知っていますか?
 診察で分からない言葉を聞いた時,調べたことはありますか?
 そのまま知らないでいると,大変なことになりますよ……。

Posted by falcon at 23:21:52 | from category: Main | TrackBacks
Comments

innerelements:

以前某医学図書館の司書をされていた方から聞いたお話ですが、
「医者は医療ミスを犯すと罪を問われるけれど、司書は利用者にウソの情報を教えても罪は問われない。それだけ司書は社会的に軽く見られている。」と言われておりました。
その司書であった方は、医者にウソの情報を教えたことが引き金で医療ミスが発生しかねないと、自分自身にも責任感を持って仕事をされていたようです。「利用者に伝える情報に対して責任を持つ」という考えは、館種を問わず図書館に関わる人間は持っておくべきことだと思います。
(December 08, 2005 00:28:47)
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