December 07, 2014

映画『チョコレートドーナッツ』

 で、『ローマの教室で』を見た翌日、『チョコレートドーナッツ』を見たんだ。
 1970年代のカリフォルニア、ウェスト・ハリウッドが舞台。勘の良い人ならば、解るよね。主人公はゲイの中年。

 「えっ、なんで?」

 ウェスト・ハリウッドっていえば、ノンケでも知っているよ。アメリカ文化に詳しければ。

 まっ、それはともかくとして、バーで女装の主人公がショーを演じている時、弁護士の青年に出会う。主人公の住んでいるアパートに、ダウン症の男の子がいたんだ。男の子の母親が薬物所持で捕まった。施設に預けられそうになる男の子を主人公が引き取る。でも親権が問題になり。。。と、映画の後半はさまざまな偏見と闘う主人公と伴侶となる弁護士の青年の法廷劇。法廷劇となるところは、アメリカ映画の定番。

 最初は心温まるハッピーエンドなのかなあと思ったら、ラストは衝撃的。

 実話に基づいているそうだ。実話ではニューヨーク。

 ゲイとか、ダウン症とかは、ラストでは関係なくなる。差別と偏見と闘うという点では、普遍的な問題である。

 人は自分と違う人間を差別して見下げるのだろう。
 同じように生きることを妨げるのだろう。

 主人公を演じた俳優さん、若いころのダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニーJrに似ていた。表情が豊かでしゃれた演技だった。

Posted by falcon at 14:34:46 | from category: Main | TrackBacks
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