July 04, 2014
まさにパリの散歩道! マレ地区の図書館を訪ねて
今回の始まりは、ポンピドゥセンターからです。マレ地区の図書館を訪ねます。所要時間2時間から3時間。ツアー観光だったらば、自由時間にお薦めのコースです。ポンピドゥセンターの東側に行くと、前々回、説明したようにゲイの人が集まる界隈があります。そこを抜けてロズィエ通り(Rue de Rosiers)をめざしてください。文字通り、このあたりは路地(ロズィエ)が多く、道幅が狭いので、通り抜ける車に注意しましょう。ロズィエ通りにはファラフェルの店が数軒あります。どの店も昼どきはテイクアウトのファラフェルを求める客で大行列です。
「ねえ、ねえ、ファラフェルって一体、何よ」
ヒヨコ豆の小さいコロッケをサラダとピタパンに一緒に挟んだ東地中海料理です。ファラフェル自体はコロッケのことなんですが。
「ふうーん、それ、美味しいの?」
パリで食べるのは格別です。建物を注意深く見るとダヴィデの星があります。ここはパリのユダヤ人街なのです。黒い帽子をかぶり鬚を生やしたユダヤの男性たちが通り過ぎてゆきます。実にパリらしい雰囲気が漂います。
さらに東に向かって左に曲がると、カルナヴァレ博物館があります。その途中にあるのがパリ市歴史図書館です。パリ市の図書館ですが、パリ市の歴史資料を中心に専門的資料を扱う図書館です。研究目的でないと見学ができませんが、是非、訪れてみたい図書館です。
今度は南へ向かい、大通りを渡るとサンポール教会があります。そこからさらにセーヌ川へ向かう途中にフォルネイ図書館があります。このあたりは道が込み入っていますので地図を見て確認しましょう。この図書館は工芸に関する資料を専門に扱うパリ市の図書館です。デザインに興味のある人には絶対お勧めの図書館です。
このサンポール教会周辺は、まさにパリのサンポール、散歩道です。
「さっきから、駄洒落が多くない?」
ああ、そうでしたね。
で、もう一度、カルナヴァレ博物館へ戻って、少し足を延ばしてヴォージュ広場へ行きましょう。都会の喧騒を忘れて、旅の疲れを癒しましょう。ここでほっと一息ついて、カフェでも一杯飲みましょう。
ポンピドゥセンターへ戻る途中に、ピカソ美術館のあるサレ館に立ち寄るのも良いし、国立古文書館もあります。それから、ここは雑貨や衣服を扱うブティックが多い界隈です。意外と手ごろな値段で買い物ができます。ただの観光旅行ではない、自分だけのパリを発見できるでしょう。
次のプランを考えておきます。
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