November 29, 2009

勇者たち

 今、アメリカ南北戦争の本を読んでいる。



 「うーん、もう、本当は戦争好きなんでしょ。ほら、吐けよ!吐けば楽になるぞ!」

 いや、単に歴史として興味を持っていただけだ。高校時代、世界史を勉強したが、南北戦争があったことしか学んでいなかった。その戦争がどんな状況で、どんな戦いがあったかが知りたかった。
 むかし、「アメリカ横断ウルトラクイズ」という人気番組があった。あの番組で南北戦争の激戦地がたびたび登場したが、一体、あの戦争はなんだったのか、今になって気になった。
 学研M文庫シリーズは、軍事オタク、戦争マニアが読むものだと思っていた。今でも、その認識は変わっていないが、はじめてこの本を手にとって、戦争の姿を知ることができた。
 作戦図と将校・将軍たちの肖像写真が豊富に掲載されている。肖像写真のほとんどがアメリカ議会図書館、アメリカ国立公文書館所蔵のもので、こんなに南北戦争時代の資料が残されていることに驚く。
 南北戦争が繰り広げられていたころ、日本はちょうど幕末で、『篤姫』の時代だった。明治維新のころは、アメリカは南北戦争が終わったばかりだった。

 この本、ただいま絶版。古本で入手するか、図書館で借りるしか方法がない。
 アメリカの海軍学校のテキストに基づく名著として名高い。

Posted by falcon at 01:27:48 | from category: Main | TrackBacks
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