April 15, 2014

オーストラリア牛肉関税引き下げ問題!

 「ねー、ちょっと、いきなり何の話題?小保方STAP問題はどうしたのさ」

 いや、それよりも、オーストラリア産牛肉の関税引き下げ問題が気になる。先日、日本がオーストラリア産牛肉の関税引き下げに応じたでしょ。関税を撤廃するところまで迫られるのかと思ったら、ギリギリのところで踏ん張った。で、日本でオーストラリア産の牛肉が安く食べられるかもしれない。おそらく、安くなるだろう、オージー・ビーフ。オーストラリアは、アメリカと違って、食の安全についてはかなり厳しいからね。

 アメリカでは成長を早めるために成長ホルモン、男性ホルモン(筋肉増強のため)を家畜の飼料に混ぜていると言われている。牛肉を食べた子どもの性徴が早まったとも言われている。抗生物質も使っているしね。牛海面脳状症(BSE)はどうなったんだろう。日本でも「ロボット牛」って、騒がれたけど。

 でさ、数年前、オーストラリアのブリスベンっていう町へ行ったんだけどさ、安くて美味しいオージー・ビーフが食べられると思ったら、レストランのメニューにWAGYUって書いてあって、何のことかと思ったら、「和牛」のことだった。オーストラリアのWAGYUは、値段が高い!ブリスベンのレストランだから、ツーリスト・プライスだったのかもしれない。ブリスベンは日本人観光客が多い街だしね。結局、一度もオージー・ビーフは食べられなかった。関税引き下げ後のオーストラリア産の牛肉って、まさか、WAGYUが逆輸入されるのかなあ。食品表示には、それぞれ取り決めがあって、和牛の血統をどのくらい引いているかによって、表示が決まっている。日本産の純血の和牛でなくても、国によって認められているけれども、日本じゃ、何でもかんでも和牛なって表示したら、食品偽装問題になるだろうなあ。

 「偽装ねえ、やっぱり、その点を突くね」

 いや、まあね。

 そういえば、美川憲一さんの歌でFalconが好きな歌がある。『駄目な時ゃダメよ』。落ち込んだときに聴くと、諦めと勇気が湧き出てくる。

 「ちょっと、あんた、誰に言っているのよ」

 まあ、御想像にお任せします。

 「アッコじゃないの」

 えっ!?


01:23:58 | falcon | comments(0) | TrackBacks

April 09, 2014

ダークと呼ばないで

 小保方晴子氏とSTAP細胞に関して、なりゆきに興味津津である。論文作成に関しては、いくら未熟だからと言っても、アホな大学生以下の失態である。残念ながら、どう言い訳しても、理研の調査委員会が十分な処置を取らなかったしても、本人の過失であることは認めなければならないと思う。

 しかしながら、本当にSTAP細胞が存在するならば、小保方氏の功績を男性学者たちがもぎ取って我が物にしようとしている構図が見えてくる。

 これと似たような話が過去にあった。

 今では誰もが知っている遺伝子が含まれる化学物質DNA(デオキシリボ核酸)の二重らせん構造を解明したのは、ワトソンとクリック、ウィルキンスだと言われているが、実は彼らに先駆けて、ロザリンド・フランクリンという女性科学者がDNAの結晶をX線解析していた。ワトソンらがノーベル賞を受賞したときには、ロザリンドは既にこの世にはなく、彼女の業績はかき消されてしまった。その上、指導に当たっていたウィルキンスと対立してたために、気難しい性格と噂されて、「ダーク・レディー」と呼ばれた。
 問題はロザリンドの解析結果をどうやってウィルキンスからワトソンとクリックに伝わったのかであるが、すでに歴史の闇に閉ざされている。クリックらは自らの功績としている。

 ロザリンドの悲劇は、特異な例ではない。

 あの宇宙創成、ビッグバンの根拠となった宇宙に散らばった銀河が遠ざかっているという説を発表したエドウィン・ハッブルの功績は、女性の研究者の発見と、ハッブルの研究を支援した女性たちの緻密な作業によるものだった。

 また遡れば、ケプラーの法則も、先輩の天文学者チコ・ブラーエの観測結果が無ければ生まれなかった。

 まっ、かく言うFalconも「ダーク砂川」とさげすまれ、

 「えっ、誰もダーク砂川って、言っていないけど。リアル砂川っていうのは聞いたけどね」

 ああ、そうだった。「図書館戦争」の砂川一騎ねえ。

 図書館の自由に関する宣言では「資料を守ります」が、「作品と作者は守りません」。

 「あんたも、しつこいねえー。ダーク砂川さん!」


00:52:07 | falcon | comments(0) | TrackBacks