February 24, 2014

嗚呼、面白かった!『辞書になった男』

 読みかけの本が気になって、読み始めたら徹夜してしまいました。ソチ五輪の閉会式なんか、そっちのけでね。

 「ねえ、ねえ、そのダジャレ使わなかったはずよ」

 ああ、そうでした。

 昭和47年1月9日に、国語辞典の歴史に残る重大な事件が起こりました。その事件のきっかけをつくった真犯人は誰か。この本の後半は推理小説です。見坊先生も山田忠雄先生も鬼籍に入られましたが、まだまだ御家族の方々、関係者の方々がいらっしゃる中、大胆な推理に著者は挑みます。

 実は、何人か関係者の方を存じ上げています。
 かといって、著者のように取材したわけでないので、重大な事柄を知っているわけではありませんが、ある先生が「同じ三省堂から出版されている国語辞典でも、見坊先生と山田先生のお考えは違うんだ」と語気を強めておっしゃったことが気になっていたのです。この本で解決しました。

 最後は見坊先生と山田先生の、たがいにいたわりあう気持ちが伝わってくる、味わい深い内容です。

 私が愛用している国語辞典は『新潮国語辞典』です。『新潮国語辞典』は、旧い用例が載っているので、この言葉がいつ頃から使われていたかがわかります。旧い用例を詳しく調べるには小学館の『日本国語大辞典』を使いますが、手ごろな大きさで使いやすいのは『新潮国語辞典』です。語釈もまあまあ妥当で頼りになります。

 そういえば、『新明解国語辞典』第3版第5刷を持っていました。

 辞書は数冊そろえておかないと、比較できません。

23:46:11 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 23, 2014

驚愕の真実!辞書に秘められたドラマ

 昨年、NHKBSで放送された番組が本になりました。



 『三省堂国語辞典』の見坊豪紀と『新明解国語辞典』の山田忠雄の2人の友情と確執、軋轢を描いた熱いドラマです。
 テレビ番組では詳しく語られなかったエピソード満載で、番組を見た人も飽きずに読めます。もちろん、番組を見なかった人も楽しめます。国語辞典がこんなに面白かったとは!?の驚きの連続です。
 テレぎ番組を見たとき、辞書の編纂会議の後、「ブルーフィルム」を先生方がご覧になっていたというエピソードには、たまげました。山田忠雄先生は見なかったそうですが、「NHKなのに、大丈夫。。。?」とハラハラしたものです。しかも、清純派の薬師丸ひろ子さんが解説者をしていたので、「ちょっと、ちょっと」と思ってしまいました。民放なら、お笑いで済ませたのですけど。

 「Falconさん、ブルーフィルムって、何?」

 ええ、その、まあ、私もあの番組を見るまでは忘れかけていた言葉でして、非合法で入手された成人映画だそうです。山田忠雄先生の「堅物ぶり」を物語るエピソードなんですが、当時、どのように手に入ったのでしょうね。そっちのほうが気になります。

 「ソチが気になる?」

 いやー、もう、そのダジャレは使う気ないのですけど。

 滑って怪我したお尻の傷ですが、膿が出なくなりました。まだ、完治とは言えませんが、痛みもほとんどありません。

 「ソチが良かったんだね」

 ソチじゃなくて、処置です。


20:13:37 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 20, 2014

傷は深い

 あ〜ん、もう、お尻の傷が深くて、肉が見えるほどでした。

 キズパワーパッドを貼って、しのいでいましたが、膿がなかなか止まらないので、皮膚科で診察してもらったら、全治2週間の診断でした。
 プールにも行けないし、筋トレもできそうにありません。絶望的。

 早く、私のお尻にも春が来てほしい。

01:13:03 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 16, 2014

「地球温暖化」は慎重に考えたい!

 養老孟司先生が著書『バカの壁』の中で、地球温暖化と化石燃料の使用による二酸化炭素の増加を結びつけるのは、慎重に考えるべきだと述べるくだりがある。実証できる根拠がまだ十分ではないからだ。

 庶民感覚では、昨年の夏のように猛暑になれば、ああ地球温暖化なんだなあと思う。数年前の冬のように東京で雪があまり降らず、暖冬ならば、やっぱり地球温暖化が進んでいるんだなあと思う。

 しかし、アメリカ合衆国では南部までも寒波が襲っている、関東地方は2回も記録的な大雪となると、地球は寒冷化しているのではないかと思う。
 太陽の活動が極大期から極小期に向かっていると考えられていて、場合によっては17世紀から続いたマウンダー極小期のように寒冷化するとも言われている。

 2012年12月から2013年3月まで、関東地方は寒波の影響でどちらかと言えば寒かったのに、気象庁は「それでも、今年の冬は暖かかった」と言っていた。

 地球温暖化は学説であって、慎重に考えるべきだと思う。新聞やテレビ報道を真に受けることはない。新聞はできる限り真実を伝えようとしているが、絶対的な真実とは言えない。

 正確な呼び名ではないが「懐疑派バスターズ」という学者の集団があるのを御存じだろうか。地球温暖化に疑いの目を向ける人がいれば、論破するという、いささか過激な集団だ。新聞も、テレビ報道も、この集団には怖じ気づいている。一歩間違えば、「魔女狩り」、天文学者ガリレオをも陥れた「宗教裁判」のようなものである。地球温暖化は「科学」に名を借りた一種の熱狂ともいえる。

 資源の少ない日本やヨーロッパ諸国が地球温暖化に怯えて、化石燃料(石炭・石油)を減らそうとしているが、アメリカ合衆国、ロシア、中国、インドは他の国がどうなろうと、お構いなしと無節操な態度である。
 本当に二酸化炭素が原因で地球温暖化になるなら、ガソリンで走る自動車の生産を止めれば良い。余暇や大した用事でもないのに車を使うのを規制すればよいのに、それだけはやめない。自動車の生産が経済活動を左右するからだ。

 地球温暖化と、化石燃料の使用による二酸化炭素の増加は別問題にして考えるのが妥当ではないか。関連した一つの問題として考えるから、複雑で奇妙に思える。地球温暖化は学説として検証すればよい。有限な化石燃料の使用は控えるべきで、代替エネルギーを考えれば良いと思う。
 太陽光発電にしても風力発電にしても、代替エネルギーは余りにも電圧が低く、遠隔地へ送電できない。

 LED電球は発光ダイオードを使っている。ダイオードは2つの性質の違う半導体を密着させて、電流(逆向きだけど、電子の流れ)を通して、光のエネルギーに変換する。発光ダイオードではわずかな電気エネルギーが強い光のエネルギーになる。実は太陽光発電に使われる太陽電池、光発電の装置は、発光ダイオードとは全く逆の現象が起きている。2つの種類の半導体の薄膜に光を当てて、そこに生まれる電位差を電気エネルギーに変えている。発光ダイオードが弱い電気エネルギーで強い光エネルギーに変えるのに、光発電では強い光のエネルギーを弱い電気エネルギーに変える。光発電は、人間にとって変換効率が悪い。効率を最大限に高めるための半導体が必要なのだが、大量生産に適した半導体が発見されていない。もしかすると、鉄とか、マンガン、亜鉛、アルミニウムなどの比較的手に入りやすい金属物質を使うとできるかもしれない。Falconの浅知恵だけどね。

01:23:41 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 14, 2014

雪で滑って、尻の皮がむけた

 ああ、みっともない、大雪でマンション(というより、英語で言うFlatなんだけど)の階段を降りようとしたら、滑って転んで、尻の皮がむけてしまった。

 関東地方は先週の土曜日に引き続き、またも大雪!今度の雪は先週とは比べ物にならないくらい積雪量が凄い。明け方には雨になると気象予報士たちが説明しているけど、本当かなあ。

 北海道の札幌に先週行っていたけれど、こんなに雪は降っていなかった。1日の降雪量では今年の関東の大雪が勝っている。こんなことで金メダル取っても仕方ない。

 ソチ・オリンピックの熱戦が日本の雪を溶かしてほしい。日本とロシアの雪解けの措置になってほしい。このダジャレ、まだ誰も使っていないよね。

22:45:38 | falcon | comments(0) | TrackBacks