August 07, 2016

フランス映画『奇跡の教室:受け継ぐ者たちへ』

フランス映画『奇跡の教室:受け継ぐ者たちへ』が8月5日(土)に公開されました。
 フランスでは2014年に制作、公開されています。
 昨年2015年の在仏中にDVDを購入して鑑賞していました。
 パリの南東に位置するクレテイユという町にあるレオン・ブルム高校、移民系の生徒たちが通う学校が舞台です。
 学級崩壊寸前の、落ちこぼれの生徒たち、校長もあきれ果てて、見捨てられた教室に、歴史教師のアンヌ・ゲゲン先生が登場します。
 あるとき、「レジスタンスと強制収容に関する全国歴史学習コンクール」に参加しようと呼びかけます。
 反発する生徒たちに必死に呼びかけるゲゲン先生。
 放課後、集まった生徒は数名でした。ドキュマンタリスト教員の先生が、調べるための必読書を紹介します。
 次第にクラス全員が、この学習に参加します。
 日本の宣伝では、アウシュビッツ体験者との出会いが生徒たちを変えたという部分が強調されていますが、注目したいのはフランスの学校図書館と情報活用学習、ドキュマンタリスト教員の役割です。
 これまでフランスの学校図書館については、あまり紹介され来なかったので、仕方ありません。
 この夏、必見の映画です。

『奇跡の教室:受け継ぐ者たちへ』公式サイト



22:44:37 | falcon | comments(0) | TrackBacks