February 25, 2015

グローバル化はやめてほしい

 グローバル化って、胡散臭い。

 グローバル化には色々な見方があるので、槍で突きにくいことなんだけれど、海外に国内の工場を移すことは、限界が来ている。

 海外に進出して、安い労働力で大量の工業製品を生産して輸入することは、一見すると素晴らしい試みかもしれない。

 結果、中国は世界の工場となって、経済発展につながった。

 しかし、広大な中国とはいえ、環境破壊が著しい。他の国もそう。インドネシアやマレーシアの熱帯雨林は切り倒されて、パームヤシの栽培農園になっている。われわれが使っている中性洗剤、ポテトチップスを作るパーム油をつくるために、オランウータンやトラ、バクたちが熱帯の楽園を追放されている。一枚のポテトチップスがオランウータンの住む森を消していると想像したら。。。

 チョコレートが熱帯の森林を犠牲に生まれていると想像したら。

 学校教育で養ってほしいのは、こういう想像力である。自分たちの生活や行動が、他のことにどのようにつながっているかである。

 話が大袈裟になった。

 言いたかったのは、国外に工場を移すということは、国内産業を減らして、失業者を増やすことになる。
 幸い、日本は他の国に比べると、国外に進出する企業は少なく、先進国の中では失業率が比較的低い。外国語が苦手で幸いしている。

 沖縄のある島では、本島と橋で結ばれたらば、島の生活が豊かになると思われた。しかし、橋ができると、住民は橋を渡って本島へ住むようになり、島の伝統も暮らしも荒廃したという。

 要するに、グローバル化は両刃の剣ということ。もう限界だと思う。

19:55:47 | falcon | comments(0) | TrackBacks

冷静に考えて見れば

 イスラム国による残酷なジャーナリストたちの殺害に、やり場のない憤りをおぼえる。

 フランスでのテロ事件も、許しがたい。

 イスラエルのガザ地区への空爆、砲撃に対して、私たちは無関心になっていないか。イスラエル建国以来続いている、日常茶飯事だけれど、明らかに尊い命が失われている。
 ハマスへの攻撃だとイスラエルは主張しているが、無差別に攻撃するので大勢の子どもたちが犠牲になっている。

 イスラム国に参加するヨーロッパの若者たちと、イスラエルに入植を果たすユダヤ人たち。よそ者の日本人だから思うけど、同じに思える。難しく言えば、等価だ。

 日本に直接、響いてこないので、気が付かないでいるが、アフリカのイスラム武装集団がキリスト教徒の部族を襲っている、また逆にやられたキリスト教徒の部族がイスラム教徒の部族に復讐する。悪の連鎖だ。かつての支配国、いわば宗主国のフランスは手をこまねいている。

 言葉の力は恐ろしい。戦争を美化して、正当化できる。

 けれども、それだけ言葉の力は偉大だ。

 今だからこそ、ごく当たり前の日常生活を一人一人の生き方に取り戻そう。

19:34:48 | falcon | comments(0) | TrackBacks