June 27, 2015

何でもかんでも《戦争》

 フランスの新聞記事の見出しにguerre! 戦争です。
 5月に学校戦争、今度はタクシー戦争。
 論争があったり、局地的なストライキが起きると、すぐ《戦争》になってしまう。

 国のモットー《自由、平等、博愛》には、平和 paixは無い。自由と平等のためなら、血を流しても戦い抜く、それがフランス。
 《自由のために戦う》、どこかで聞いたことのあるセリフ。

12:07:17 | falcon | comments(0) | TrackBacks

オランダのマーストリヒト

 昨日、次の宿舎を決めました。いろいろ不満、不安があるけど、わがままを言っていてはことが進みません。レンヌ第2大学のそばだから、やむなし。
 今日はレンヌ駅を昼過ぎに出てパリへ向かい、パリ・モンパルナス秋で下車して、地下鉄6号線に乗り、ダンフェールロシュロ駅でRER・B線に乗り換え、北駅Gare du Nordで国際列車に乗りました。モンパルナス駅から北駅まで50分乗り換え時間なので、余裕と思っていたのですが、一苦労でした。6号線、RER・B線の乗り換えは順調だったのですが、北駅で降りてから歩いたこと、列車に乗ろうとしたら、乗る車両がずうっと先で、たどり着いたら、なんと地下鉄2号線の高架が見える。バルベス・ロシュシュロアール駅のそばじゃありませんか。列車の手前はブリュッセルで切り離す車両で、ドイツ・ケルンへ行く車両は進行方向の先頭の4両でした。レンヌも暑かったけど、パリは猛暑。地下鉄もRERも蒸し風呂です。やっとの思いで席に着いた時には発車時刻寸前。
 1時間20分くらいでベルギーのブリュッセル駅につきます。こんなに近いんだ。
 リエージュ駅には18時20分くらいにつきました。トイレに入ろうとしたら、マダム・ピッピがでーんと控えていたので、我慢できると自分に言い聞かせて、マーストリヒト行きの列車は3番線とあったので、ホームに行くと、別の列車が。係員にフランス語で尋ねたら、「アナウンスがあるから、よく聞いて」との返事。まもなく、ホーム変更のアナウンスが、5番線へと。エスカレータがあるので楽でしたが、発車直前に変更とは!(イタリアのボローニャ駅でホーム変更のときは階段を転びそうな勢いで降りて、地下通路を駆け抜けました)
 マーストリヒトに着いた時はもうヘロヘロ。
 宿泊先のホテルは駅を出たら、目の前です。良かった。
 今日は疲れたので、中華料理を食べて、気持ちも体も落ち着きました。
 明日はドイツのアーヘンへ行きます。すぐ隣の市なんです。バスも日中は1時間に4本も出ている。ホテルの目の前の50番のバス停です。世界遺産に最初に登録された大聖堂のある町です。世界史で登場するフランク王国のカール大帝(フランスではシャルルマーニュと呼ばれている)の宮廷があった街です。多くの学者が集いカロリングルネサンスが花開いた街。この時代からローマ字の小文字が使われ始めた。ローマ帝国時代からずうっと大文字で書いていたので、読み辛かった。小文字の書記法のおかげで、文章が読みやすくなったんです。日本で言えば、ひらがなが使えるようになったのと同様です。カール大帝即位が西暦800年のクリスマスですから、ひらがなが使われ始めた時期が平安時代、時代もほぼ同じですね。
 で、BS日テレの《世界温泉遺産》でも紹介された、温泉の街です。歴史を感じさせる趣ある街並みと極上の湯、水着に着替えたら、神秘の湯にいざなわれましょう。遠藤憲一さんのナレーションが聞こえてきそう。水着を持ってきたので、明日はアーヘン温泉へ出発です。

04:05:47 | falcon | comments(0) | TrackBacks

June 20, 2015

運河沿いの道をジョギング

 昨日も19時ごろ、ジョギングしようと思って、運河沿いの道に向かっていたら、「ユースホステルはどこですか」って訪ねられた。ジョギング用のウェアで旅人ではないと判断されたのだろう。
 「ああ、それなら、すぐそこです。道を渡って」
 「ありがとうございます」と日本語で返事してくれた。
 日本人だと、ばれたか。

 運河沿いの道は気持ちがいい。ときどき犬のうんこが落ちているけど、もう慣れた。自然によけられる。

 美しい景色に見とれて、疲れも忘れて、足取りも早くなる。日本ではこんなに早く走ったことが無い。運河はナントから北の海賊の町だったサン・マロまで続く。

 もすぐ夏至。フランスは23時ごろに、やっと真っ暗になる。まあ、フランスでも西の地方だから。

13:38:44 | falcon | comments(0) | TrackBacks

June 15, 2015

フランス・レンヌで花火大会

 昨晩、宿舎の近くの運河沿いの道で聖ヨハネ祭がありました。フランスでも綿あめ(バルバ・ア・パパ→直訳するとパパの髭、「おばけのバーバーパパ」の発想のもと)を売る夜店の屋台がありました。日本と変わりありません。
 歌手の野外コンサートがあり、ほとんど村祭り状態。ひとしきり歌ったり、踊ったりしていると、今度は花火大会。真夜中でしたので、寒くてたまりませんでしたが、期待した以上に見事な花火でした。
 筑波にいたとき、土浦の花火大会には何度か行きました。
 フランスで花火大会を見られるとは思いもしませんでした。

 花火が終わると運河の中の焚き木に火がつけられ、聖ヨハネ祭の火祭り。起源はドルイド教の夏至祭に由来するそうですが、この時期、ヨーロッパで焚き木の火を囲む火祭りがあります。おかげで、冷えた体が温まりました。

 中断していた歌手のコンサートが続きます。

 レンヌ市が提供したらしいく、入場料は無料。深夜、遅くまで楽しめました。

 花火は日本のモノでしょうか、もしかしたら中国、あるいは台湾のモノですかね?

04:01:22 | falcon | comments(0) | TrackBacks

June 13, 2015

移民局へ

 いままで、ずーっと気になっていたことです。やっとビザの延長手続きが完了しました。たいてい到着から1週間以内に移民局に通知して、それから3週間程度で手続きのための召喚を受けるそうです。フランス到着から3か月を過ぎると、国外退去の可能性も。。。
 そうなったらそうなったで、EU以外の国に逃れても、と思っていましたが、そうもいかない事情もある。
 昨日、必要となる収入印紙をわざわざ税務局まで行って購入しました。タバコ屋でも購入できると説明にありましたが、241ユーロですから、無かった場合も考えて、税務局まで足を運びました。もう窓口での会話は問題ありません。自分でも知らぬ間に話している。霊が乗り移ったかのように。
 帰りがけに、よそ行きのシャツを購入。パリのブランドCafe Cotonのシャツ。色がきれいだったので、プールの帰り、ショーウインドーを眺めていました。サイズも豊富で、店員のマダムも的確にサイズを選んでくれました。1着80ユーロ、3着買うと160ユーロ、つまり2着分です。3着買いました。

 今朝、雨の降る中、移民局へ。幸い宿舎から徒歩5分もかからない、すぐ近くです。予定の5分前につきました。受付で書類を見せたら、「フランス語わかる?」「はい、もちろん」「それなら上の階へどうぞ」と言われて、上の階へ上がると、「すみません、待合室で待っててください」と言われて、座って待っていました。(きっと何十分も待つに違いない)と内心、思っていたら、1分も経たないうちに呼ばれました。
 「パスポート、顔写真、収入印紙、必要な書類を提出してください」
 「わかりました、写真切り取っていませんけど」
 「はい、ハサミ」
 写真は糊付けするのかと思ったら、ホチキスでバチン。
 滞在許可のシールをパスポートとビザで照合して貼付して、
 「手続きは完了です」
 「あの、でも、健康診・・・」
 「健康診断は必要ありません。終わりました」
 移民局の手続きで、健康診断が多くの人を不安にさせていました。というのも、この段階でフランス語が理解できないと、「語学学校か、図書館・公民館でやっている語学教室があるから、行きなさい」と言われます。英語や日本語もわかる職員もいて、無事に済むことが多いとも聞いています。まあ、私はちょっぴり楽しみだったのですが。
 もう2か月も、大きな病気もケガもなく過ごしたので、健康診断は必要なかったのでしょう。あるいはオランド政権が進めている手続きの簡素化のおかげかもしれません。
 実に呆気なく、終わってしまいました。

 移民局から出て、帰ろうと線路下の田舎道を歩いていると車が止まり、中からオジサンが、
 「車の免許の更新に行くけど、どこかい?」と尋ねてきたので、
 「ああ、それなら、すぐそこですよ」と答えました。
 「ムッシュ、ありがとよ」
 移民局と自動車免許の更新、移住民の保健所の合同庁舎だったんです。ブルターニュ地方全土を扱っている割りには、ものすごく小さい建物でした。

 雨は降っていましたが、手続きが終わって、心は晴れ晴れ。雨のレンヌの町も悪くないなあとつぶやく、午前のひとときでした。

02:11:57 | falcon | comments(6) | TrackBacks