October 15, 2013

『八重の桜』と図書館学の接点はあるか?

 NHKの大河ドラマ『八重の桜』、昨年の『平清盛』に比べて、歴史上の有名人が少なからず登場して結構面白いですよね。

 「ええ、そうかなあ。私はマイナーな人物が多いと思うけど」

 うん、たしかに。後の同志社大学となる学校の創立者・新島襄は知る人ぞ知る人物かもしれません。

 でね、新島襄がアメリカに留学して卒業した大學って知っていますか?アマースト大学です。アメリカではリベラルアーツ(大学院を設置しない)の大学として有名な大学なんです。新島襄は、後に札幌農学校にやってきたクラーク博士に、この大学で教わっています。
 実は、この大学を新島襄が卒業した4年後、あのメルヴィル・デューイが卒業しています。

 「ああ、十進分類法を考案した人ね」

 そうそう。新島襄とメルヴィル・デューイは出会っていたのか?ちょうど4年間のズレがあります。きっと出会うことはなかったでしょう。もしかすると街中ですれ違っていたかもしれませんね。新島襄がメルヴィル・デューイとアマースト大学の図書館で出会っていたとしたら、日本の図書館の歴史が変わっていたかもしれません。

 「それ、Falconさんの妄想ね!」

 アマースト大学の卒業生には数多くの有名人がいます。
 日本人では無教会派の内村鑑三、最近の卒業生では『ダヴィンチ・コード』の作者ダン・ブラウン、モナコ大公のアルベール2世がいます。

18:55:54 | falcon | comments(0) | TrackBacks