July 19, 2011

パワースポット

 連休の最終日、海の日に、母が行きたがったので、父と母を連れて、玉川大師へ行きました。

 父の妹、つまりはFalconの叔母ですが、信仰心が篤かったので、Falconが幼かった頃、母や弟と一緒に、叔母に連れられて、玉川大師へ行ったことがあります。

 ここには四国と西国の霊場を廻ったのと同じくらいの功徳を頂ける地下霊場があります。子どものころ、とても暗くて怖かった思い出があります。

 東急田園都市線の二子玉川駅から、歩いて行きました。
 およそ10分くらいですが、年老いた父と母には苦しかったらしく、途中で何度も「帰ろうか」「タクシー、乗りたいね」とぼやいていました。この日は蒸し暑かったしね。

 小学校のわき道を抜けると、川を渡る橋があり、その先のコンビニエンスストアの角を曲がったところに、玉川大師がありました。周りに寺院が多く、間違えて入り込む人が多いようで、「玉川大師は隣です」と立て札が立っているほどです。

 階段を上って、堂内へ入ると、激しいリズミカルな読経が続いていました。真言宗のお寺ですから、静かで厳かな読経というわけではありません。堂内を吹き抜ける風が、涼しくさわやかでした。

 さて、地下霊場へ入りました。
 父とFalconが入ると、遅れて母が入りましたが、あまりの暗闇に、母は「もう、帰る」と喚きだして、もうそれは大変でした。父はさすがに腹が据わっていたので、「大丈夫だ」と言って母を落ち着かせました。暗いのは入り始めたほんの数メートルです。後は、照明が当たって、仏像や大師像を見ることができます。

 暗闇の中で、独鈷を握るのを忘れないようにしてください。弘法大師と握手をしたことになるそうです。たぶん、母はそれどころではなかったでしょうね。

 帰りがけに、境内にある「ぼけ封じ」の観音様に母と父がお参りしました。手遅れでないと良いですけど。

 帰りは246号線へ出て、渋谷駅から来るバスに乗って帰りました。二子玉川は一つ先の停留所ですが、父と母には快適だったようです。

 玉川大師は、東京でも有名なパワースポットです。地下霊場はひんやりします。真夏にはお薦めです。

20:40:32 | falcon | comments(0) | TrackBacks