May 29, 2011

水泳日誌:額にアヒルを乗せて

 とうとう、東京地方は梅雨入りですね。
 今年の春は、大震災以来、あまり温度が高くなく、むしろ寒い日が続きました。5月もすっきり晴れ渡った初夏(「しょか」と入力すると、「書架」になってしまう!)らしい日があまりありませんでした。と思っているうちに、入梅です。じめじめして、いやだなあと思っていると、今年はもう半分も過ぎてしまいます。

 で、5月23日、横浜国際プールの水泳教室へ行ってきました。この日は少し早めにプールに着いたので、トレーニングルームで筋トレして汗を流しました。3週間ぐらい筋トレを休んでしたので、エアロバイクでクタクタになりましたが、結構、夢中になって、胸と脚部、背中を鍛えました。
 水泳教室の開始時間ギリギリに着替えて、プールへ行きました。準備体操はほとんど終わりかけています。慌てて、ストレッチして、班に分かれて、レッスンを受けます。
 この日は背泳のレッスンでした。
 ビート板を持って、背面バタ足の練習をしたり、プルブイを股に挟んで、プル(手で水をかくこと)の練習をしたり、額にアヒルの人形を乗せて背泳をしたり、ゴムボールを顎と首の間にはさんで泳いだり、かなり盛りだくさんな練習をしました。
 コーチは若い女性で、ビシビシ注意してくれます。おかげで自己流だったフォームを叩き直されました。それでも頭でわかったとしても、体は思うようについてきません。
 額にアヒルの人形を乗せて、背泳をしましたが、最初は落とすのではないかと危惧しました。ところが意外と落ちないものです。クロールと背泳には自信があり、背泳は体が安定しているので、アヒルを乗せて、無事に泳ぎ切りました。

 でね、木曜日、非常勤先へ行く途中で、東京体育館のプールで泳ぐのですけど、背泳で1000メートル泳ぎました。

 「たったそれだけなの?」

 まさか!、もちろんクロールと平泳ぎ、ビート板で背面バタ足を含めて、3500メートルを泳ぎました。

 筋トレの前に体脂肪を測ったら、15.2パーセントでした。何もしないで、15%台ですと痩せすぎで、病気ですが、鍛えて15%ですから、ヘルシーです。

17:29:18 | falcon | comments(0) | TrackBacks

『知の広場』の気になる誤字

 『知の広場』は、はっきり言って、面白い。
 図書館に関心の無い人が読んでも、興味深いと思う。イタリアやフランスの実例を、ただちに日本に応用できないにしても、施設を運営経営するためのヒントが書かれている。いささか大袈裟に受け取られるかもしれないが、趣向が違っていても、図書館版『もしドラ』と言えるだろう。

 それに引き換え、日本の図書館司書課程の「図書館経営論」の教科書の内容のつまらなさには、がっかりさせられる。なにしろ、「図書館情報学の優れた教科書」をめざしているので、図書館をどのように経営したらよいかという実践的なテキストになっていない。読んでほしい対象が、大学で司書課程を受講している学生と、特に仕事もなく、司書講習をたまたま受講している講習生だから、公務員試験を受けても合格する可能性が限りなく0(ゼロ)に近い学生と、年齢制限で受験資格を失った講習生を相手に、実践論を語っても仕方がないと高をくくって、教科書が書かれている。理論で煙に巻いていると言ってもよい。

 これから書くことは『知の広場』に書かれていることとは無関係である。
 これまでもブログに書き込んだが、平日の昼間、利用者が極端に少ない時間帯を閉館して、光熱費と人件費を削減して、その分を夜間開館と休日開館の光熱費と人件費にどれだけ割り当てられるかという問題を、「図書館経営論」で取り上げるべきかなあと思う。ICタグ導入とBDS(ブック・ディテクション・システム)を設置する経費と、毎年、不明本・紛失本(盗難を含む)の損害額、カウンターに配置する職員の人件費を比較検討して、どちらを優先するべきかという問題を提示して、解決策を示す必要があるだろう。
 ところが、ICタグの導入が自動貸出機の設置につながり、最新の図書館サービスであると、教科書に羅列して、そこから先がない。「図書館経営論」なのに、経費の話がほとんどない。教訓にもならない、腹の足しにもならない「理論」が宙に浮いている。

 図書館の資料購入の会計処理が、その他の物品購入の会計処理と異なり、会計の担当者から苦情を言われたことがある。
 通常、物品の発注帳票で、見積書、納品書、請求書が作られるが、発注しても数か月して納品される資料もあれば、数日で納品される資料もあるので、見積書、納品書、請求書には、発注日がバラバラの資料が並ぶ。年度で閉めることも不可能で、過年度処理することが多い。さらに多品種で、価格がバラバラで、とにかく面倒くさい。それに、日本のほとんどの図書は再販売価格維持制度のため、定価があるから、業者が作成する見積書で比較して、競争入札できない。公正取引委員会が嫌がる随意契約に落ち着く。
 思えば、奇妙なことで、納品と同時に見積書と請求書が届く。図書館以外の会計をしている人から見ると、まったく尋常じゃない。図書館にいると、肝腎のそこが見えない。

 で、『知の広場』で、誤字を見つけてしまった。
 145ページの後ろから7行目 誤「消化器具」 → 正「消火器具」
 なんだか、清楚な美女のワンピースからのぞいた鎖骨の上にブラジャーのひもが見えてしまった、不甲斐なさを感じてしまった。

 「ねえ、ちょっと、それって、女性蔑視、性差別じゃない? セクハラじゃない?」

 ええ、じゃあ、代わりに、「駅の階段を上っていたら、中年のおじさんのスラックスのパンツの腰にビキニ・ショーツのラインが見えちゃった」っていうのは、どうでしょう。

 「それは、気持ちが悪い!」

00:16:20 | falcon | comments(0) | TrackBacks