April 27, 2011

観能日記:青山能、狂言伯母ヶ酒、源氏供養

 4月27日、東京・青山の銕仙会能楽研修所で、狂言『伯母ヶ酒』と能『源氏供養』を観てきた。
 能舞台は小さく、橋掛りに二の松しかないけれど、アットホームな雰囲気で、見所(「みどころ」ではなく、「けんしょ」と読む。座席のこと)は畳敷きで座布団が敷いてあって、いかにも能を観ている感覚がうれしい。

 狂言『伯母ヶ酒』はとても楽しかった。狂言は、能と違って、古文と言っても、解りやすい。能も謡曲を読むと、けして難しくない。独特の意味は古典文学の知識が無いとさっぱり解らないにしても、解説をたよりに読めば、意外にすんなりわかる。源氏物語などの平安時代の作品は、古典文法をマスターしても、現代人には外国語としか思えない。ましてや古事記、万葉集は、チンプンカンプンだ。日本語は室町時代から大きく変化している。

23:54:53 | falcon | comments(0) | TrackBacks