February 24, 2011

地震と単位

 水曜の深夜、すでに0時を過ぎているから、木曜になっているけれども、『NHK高校講座・地学』を観ていた。ちょうど地震について解説していた。

 地学は高校で選択科目となっているところが多い。Falconが通っていた高校では生物・地学・化学・物理それぞれ必修で学んだ。Falconは理科が好きだったので、無理して勉強したという経験はほとんどない。なので、今でも時々、NHK高校講座を視聴している。大変わかりやすく基礎から最先端の知識が学べるので、役立っている。

 震度とマグニチュードについてワイドショー、情報番組で盛んに解説している。
 震度は平成8年までは人の感覚で測って発表していた。なので小数第1位まで計測することは無かった。今では震度計があり小数第1位まで発表している。
 高校講座で、震度は観測点によって異なるが、マグニチュードは地震のエネルギーなので値は1つになると解説していた。また、マグニチュードは、値が1増えるごとに32倍になると解説していた。マグニチュード4とマグニチュード6を比べると、マグニチュード6はマグニチュード4の32×32倍、およそ1000倍のエネルギーになる。アメリカの地震学者チャールズ・リヒターが考案したので、英語ではリクター・スケール、リヒター・スケールというから、英語圏の人に「マグニチュード」と説明しても、「大きさ」と言っているだけで理解してもらえない。

 地震の大きさを表すのに、振動の加速度の単位を用いることがある。それがgal(ガル)で、1ガルは1秒間に毎秒1センチの加速度があったことを示し、耐震構造の基準を決めるのに用いられる。

 ちなみにガルは、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイから付けられた単位である。

 単位に関する雑学の本はかなり出版されている。

 

 単位について改訂が頻繁にあるので、最新の情報を含み、信頼性のある図書を選択したい。

14:32:19 | falcon | comments(0) | TrackBacks