February 28, 2011

今日は憤慨!

 2月28日、今日の東京はみぞれ交じりの雨が降って、寒くてたまりませんでした。

 そのうえ、詳しい事情は説明できませんが、ある人が、忙しくて時間が無いと横柄に言いながら、私に長々と説教する事態があり、久しぶりにムカッときました。こっちが黙って聴いていれば、調子に乗って意味のない(最近の若者はダメだという一般論*注)、そのうえ間違っていること(あやふやな知識をもっともらしく発言)を際限なく、話し続け、「時間が無い」と言ったのは嘘かよ!と思うくらいでした。しかるべき立場の人ですが、弱い立場の私を相手に、八当たりで暇つぶしをしていたのでしょう。最後に、皮肉たっぷりに「貴重なお時間を取っていただきありがとうございました」と言い放ってやりました。まだムカつきが続いています。逆流性食道炎が再発しそうです。

 「それって、さっきの書き込みと関係あるの?」

 ハイハイ、個人のプライバシーに関係ありますので、余計なことは書きません。さっきの書き込みほど、高尚な問題ではありません。

 *注 個別の問題と一般論を結び付けないでほしい。
 「じゃあ、お言葉、返すようですが、分別盛りの50代、60代の学校の先生が、児童生徒にわいせつな行為をして何人も逮捕されていますけど、年齢と問題行動と何の因果関係があるのでしょうか」という言葉が出かかったけど、「死ぬまで、ほざいていろ」と心の中で呟いて、心の目と耳を閉じていた。

23:28:14 | falcon | comments(0) | TrackBacks

早春の古墳

 先日、大田区田園調布の亀甲山古墳、多摩川台古墳群へ行って来ました。





23:05:00 | falcon | comments(0) | TrackBacks

本当は怖い読み聞かせボランティア:サンデルの導き

 ボランティア井手陽子さん(仮名)は学校図書館担当の先生に呼び止められました。
 「井手さん、あなたが編集した図書館便りなんですけど、昨日、校長に確認してもらったところ、児童の氏名、写真が掲載されているって、注意されました。発行前だったから、問題ありません。でも、最近、保護者がうるさいのよ、肖像権がどうの、こうのって」
 「でも、先生、肖像権って、芸能人や作家などの有名人の問題じゃないですか。学校の児童生徒は、顔を売っているわけじゃないし」
 「わかっています、井手さんの言うとおり、肖像権、パブリシティ権は有名人の問題です。財産権ね。児童生徒の顔写真は個人のプライバシーの問題ね。顔写真や氏名が公表されて、悪用されたり、児童生徒が危険にさらされたり、個人的なことで精神がさいなまれたりすることが問題です。校長先生も知ったかぶりして、著作権と似ているとか、基本的人権の問題とか、憲法問題だとか喚いていた。ま、校長も最近、心労が募っているみたいだから」
 「以後、気をつけます」
 「余計なことをいってしまいましたけど、気をつけてくださいね」

 陽子さんの背後から3年生の熊田勇太君(仮名)が本を持って近づいてきました。
 「おばさん、この本、貸して」
 「ハイハイ、勇太君のカード探すから待っていてね」

 1週間後。

  井手さんは校長先生から呼び止められました。
 「井手さん、こちら金串要子さんです。明日から読み聞かせボランティアに来てもらいます」
 井手さんは思わず、「読み聞かせなら、私がしていますから」と言いかけましたが、校長先生には口応えができないので、言葉を飲み込みました。
 「金串要子(仮名)です。よろしくお願いします」

 こうして金串さんが読み聞かせボランティアとして参加してくれることになりました。最初はライバル心を燃やしていた井手さんでしたが、金串さんの読み聞かせは井手さんでも引き込まれるほど素晴らしく、子どもたちの間でも大人気になりました。

 「金串さん、どうしたの?」
 「ええ、ちょっと。。。。。。」
 金串さんが子どもたちの貸出カードをめくりながら、何かを必死に探しています。
 「貸出は私がしていますから、金串さんは読み聞かせをしていただければ」
 「ええ、まあ、はい」
 金串さんは納得したようで、読み聞かせの準備を始めました。

 「金串さんのご主人って、何されているの」井手さんは尋ねました。
 「金融業です」
 「そう。銀行?」
 「そんなところですね」
 「いいわね、だからボランティアできるのね」

 しばらくして、井手さんはインフルエンザにかかり、学校図書館のボランティアを休みました。

 「井手さん」副校長先生から電話がかかってきました。「金串さんがボランティアを急にやめると言ってきて、図書館の先生が困っています。お加減はいかがですか」
 「御心配ありがとうございます。子どもからうつったみたいで、もう少しかかるみたいです」
 「ボランティアの方ですから、無理に出てきてほしいとは言えないのですが、早く良くなってくださいね」
 「ありがとうございます」

 10日たって、井手さんが学校図書館ボランティアに復帰しました。
 (あら、熊田勇太君のカードが無い。どうしたのかしら?)
 そういえば、勇太君がやってきません。勇太君は、お父さんが事業に失敗して、お母さんに逃げられて、9月の2学期から転校したばかりで、家で本を買ってもらえないので、よく学校図書館に本を借りきていました。井手さんは健気な勇太君をいとおしく思っていたところです。
 学校図書館担当の先生がやってきたので、井手さんは熊田勇太くんのことを尋ねました。
 「実は、勇太君が別の学校へ転校しました」
 「ええー、だって勇太君、3か月前に転校してきたばかりでしょ」
 「お父さんの都合でね」
 学校図書館担当の先生はちょっと暗い顔になりました。
 「あのお、金串さんが辞めたのも何か関係が?」
 先生はそれ以上言ってくれませんでした。

 あとで他の学校のボランティア仲間からのうわさが聞こえてきました。
 金串さんの夫は貸金業者で、返金を踏み倒して、夜逃げをしている家族の児童がいる学校に狙いをつけて、要子さんがボランティアをしながら、家族の調査をしているようです。

 (ええ、あの金串さんがそんなことを。それに勇太君が転校したなんて)

 井手さんは学校図書館に潜む闇に暗澹となる思いでした。

 確かに借りたお金を返さない人が悪いのは当然ですが、学校図書館で家族調査できることも個人のプライバシーが守れないことも大変重大な問題です。マイケル・サンデル氏は、この問題をどのように導いてくれるでしょうか。

 また、取り決めを十分にしないでボランティアを安易に受け入れる学校にも問題があります。学校には司書教諭の先生がいます。本来、司書教諭の先生が専任で置かれていれば、問題は起きにくかったでしょう。ボランティアには守秘義務もなく、責任もありません。
 個人情報漏洩に異常に極端に過敏になる(三重に強調する表現に注目)のに、学校図書館とボランティアに関しては野放しになっていることに矛盾を感じます。

21:37:26 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 25, 2011

大雪、新燃岳、NZ地震、北アフリカ・中東政変

 自然災害にしても、人災にしても、そこに立ち会った人は避けようが無い。運命としか言いようがない。誰かを責めるのは簡単かもしれないが、他人を責めても、自分を責めても、とにかく前向きに生きてゆくほかない。

 ものすごく昔のことだけれども、三菱重工爆破事件があったとき、20分早く都営バスに乗っていたら、被災していたかもしれない。叔父と弟と3人で、祖母のお骨を菩提寺に納めに行くので都営バスに乗ろうとしてた時で、そのバスは丸の内のオフィース街を通り抜けるバスだった。

 一人でも被害にあわずに、救出されることを祈る。

 政変もできるだけ、誰も被害にあうことなく、平和に沈静化することを願う。

02:35:22 | falcon | comments(0) | TrackBacks

February 24, 2011

地震と単位

 水曜の深夜、すでに0時を過ぎているから、木曜になっているけれども、『NHK高校講座・地学』を観ていた。ちょうど地震について解説していた。

 地学は高校で選択科目となっているところが多い。Falconが通っていた高校では生物・地学・化学・物理それぞれ必修で学んだ。Falconは理科が好きだったので、無理して勉強したという経験はほとんどない。なので、今でも時々、NHK高校講座を視聴している。大変わかりやすく基礎から最先端の知識が学べるので、役立っている。

 震度とマグニチュードについてワイドショー、情報番組で盛んに解説している。
 震度は平成8年までは人の感覚で測って発表していた。なので小数第1位まで計測することは無かった。今では震度計があり小数第1位まで発表している。
 高校講座で、震度は観測点によって異なるが、マグニチュードは地震のエネルギーなので値は1つになると解説していた。また、マグニチュードは、値が1増えるごとに32倍になると解説していた。マグニチュード4とマグニチュード6を比べると、マグニチュード6はマグニチュード4の32×32倍、およそ1000倍のエネルギーになる。アメリカの地震学者チャールズ・リヒターが考案したので、英語ではリクター・スケール、リヒター・スケールというから、英語圏の人に「マグニチュード」と説明しても、「大きさ」と言っているだけで理解してもらえない。

 地震の大きさを表すのに、振動の加速度の単位を用いることがある。それがgal(ガル)で、1ガルは1秒間に毎秒1センチの加速度があったことを示し、耐震構造の基準を決めるのに用いられる。

 ちなみにガルは、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイから付けられた単位である。

 単位に関する雑学の本はかなり出版されている。

 

 単位について改訂が頻繁にあるので、最新の情報を含み、信頼性のある図書を選択したい。

14:32:19 | falcon | comments(0) | TrackBacks