February 05, 2010

なんだか不思議な関係:イチゴとリンゴ

 本当は初夏の果物というか、草の実なのに、最近は温室栽培のおかげで冬の実として食べられるイチゴです。
 いつもパックで買ってきて、あんまり美味しいので、「明日も食べよう」と置きっぱなしにしていると、傷んできて、カビが生えてきて、2日くらいで食べられなくなります。

 最近、意外なことが解ってきました。
 リンゴとイチゴを買ってきて、ポリエチレン製の買い物袋に入れっぱなしにしていたら、イチゴが新鮮なまま2、3日は保てるのです。
 普通、リンゴと他の果物、野菜を一緒にしておくと、他の果物、野菜がどんどん成熟して、傷みだします。未熟なメロン、硬いキュウィフルーツや青いバナナを、リンゴと一緒に置くと熟します。また、リンゴと一緒に袋に入れて置くと、半日で柿やトマトがグジュグジュに熟してしまいます。リンゴは、植物の生長を促進し、果実を成熟させるエチレンガスを発生させるからです。
 この常識からすると、傷みやすいイチゴをリンゴと一緒に置くのは余りにも無謀、無防備です。ところが、リンゴと一緒に袋に入れておくとイチゴはむしろ新鮮でしゃきしゃきしていて、色もあせないし、甘みも酸味もしっかり味わえる。不思議すぎます!
 しかしながら、リンゴのおかげではなく、寒さのせいのなのかもしれません。冷蔵庫と同じくらい、東京の夜は冷えています。
 もうしばらく実験してみます。

01:53:58 | falcon | comments(0) | TrackBacks