December 11, 2010

東京の古墳に興奮!

 木曜日の夜はテレビ東京の『空から日本を見てみよう』で、くもじいとくもみと空から日本(東京周辺が多いけど)を眺めて、NHK総合の『ブラタモリ』でタモリさんと東京周辺をぶらぶらする。金曜日の夜はNHK総合で『世界ふれあい街歩き』で世界の町をぶらぶらする。
 『空から日本を見てみよう』『ブラタモリ』は東京周辺の人しか楽しめないかもしれない。

 東京周辺の人しか楽しめないかもしれない本を見つけた。
 大塚初重監修『東京の古墳を歩く:ヴィジュアル版』(祥伝社新書;222)


 東京以外の関東地方の古墳も紹介しているので、関東地方の人ならば、楽しめるだろう。

*『東京の古墳を歩く』には、日本の考古学に関する豆知識がコンパクトにまとめられています。ちょっとした考古学事典と言ってもいいでしょう。考古学に興味があれば、是非、お勧めです。

 古墳は、奈良県とか、大阪府へ行かないと見られないと思っている人が多いかもしれない。北海道と沖縄を除くと、全国各地に古墳があるらしい。その中でも東京は意外に古墳が多いようだ。
 紹介された古墳の中で、びっくりしたのは葛飾柴又で発見された古墳の埴輪である。なんと寅さんそっくりの埴輪が発見されて、おまけに女性の埴輪も発見されて、寅さんの妹のさくらと名付けられたこと、さらに奇遇にも、古い記録によれば、柴又周辺には古墳時代、実際にトラさん、サクラさんがいたらしい。作り話のようだが、本当の話だ。

 そういえば、斉明天皇の古墳が比定されたというニュースがあったばかりだ。一応、宮内庁は今回の発表を認めていないらしい。

 神奈川県丹沢の大山の近く、日向薬師のすぐそばにある石雲寺には大友皇子(明治時代、弘文天皇とされた)の陵墓とされる古墳?がある。壬申の乱で敗れて、この地へやってきたと言われている。ここも宮内庁が管轄している。

 シバはシバでも、芝公園には都内でも最大級の古墳がある。夏、芝プール(アクアフィールド芝公園)の帰り道、よく通りかかる。

 タモリ氏が語っていたけど、「土地や地形が記憶を留めて、語る」というのは本当である。

 この本を手に入れて、東京がますます面白くなった。『ブラタモリ』『空から日本を見てみよう』も、ますます期待したい。

23:53:35 | falcon | comments(0) | TrackBacks