November 03, 2010

蒼穹の昴を見ながら

 以前、知り合いの人が浅田次郎著『蒼穹の昴』をすごく勧めてくれました。

 Falconは高校時代、世界史をよく勉強しました。中学までは日本史が好きだったのですが、高校の世界史の先生が強烈な先生で良く可愛がってくれました。先生の話を聴いていたら、「口あけて、先生の話を聴くなっ!」って言って、チョークを口の中に突っ込まれたり、黒の学生服を着ていくと、後ろから背中にチョークの付いた手で触られたり、やりたい放題の先生でした。今だったら、体罰ですよ、問題教師ですよ。不思議と威厳のある先生で、教え方は抜群でした。おかげで、世界史で大学受験しました。
 なので、中国史は結構得意です。清朝の皇帝の名前を全部憶えていますよ。ヌルハチとホンタイジを含めても、たった9人です。

 NHKのドラマも面白いですね。田中裕子さんの西太后がカッコイイ。並行して小説も読んでいます。
 そしてさらに、中公新書の加藤徹著『西太后』も読んでいます。浅田次郎さんの小説の脚色も良くわかります。歴史に浮かび上がる西太后の実像は、小説を超える面白さです。歴史の授業では戦争や反乱、制度などの羅列で、人間味が感じられませんが、深く知ると興味が増します。テレビ番組や小説で歴史上の実在の人物が登場しますが、こういう経緯であのように描かれているのか、本当はこういうことだったのね、と納得することが多くあります。安徳海という宦官が登場しますが、ドラマや小説では春児を助けるように好意的に描かれていますが、実は一癖のある人物だったようです。

23:07:37 | falcon | comments(0) | TrackBacks