June 28, 2010
モネじゃなくて、萌え〜気象〜
PHPの萌えシリーズ第4弾は、気象です。『WEATHER GIRLS 気象・天気 萌えて覚える気象学の基本』
森田正光さんが監修しています。森田さんの趣味に合っていたりして。
梅雨空の下、蒸しますね。九州地方は大雨が降り続いているようです。天気を予想するのはなかなか難しいものですが、天気予報の解説をしっかり理解するためには、気象学の知識が欠かせません。
ただ、元素周期のときは、少女キャラクターのイメージ化というアイデアがぴったりしていましたが、気象現象となると、別に少女キャラクターでなくても良いかなと思います。
解説はとてもわかりやすく、すべて理解できれば、天気予報の解説も100倍楽しめます。
00:15:56 |
falcon |
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June 27, 2010
Manet et Paris moderne
先週の水曜日、『マネとモダン・パリ』展を見に東京駅の近くの三菱一号館美術館へ行きました。すでに「ネンキン問題、浮上」で書き込みました。三菱一号館美術館は、東京駅、東京メトロ千代田線の二重橋前駅からも近く、美術館の中庭が素敵です。レストランなどが立ち並び、ランチを楽しみながら、美術鑑賞ができます。
元々美術館でなかったところですから、通路が狭く、混雑していたら大変だろうなあと思いました。Falconは、比較的空いている時間に訪れたので、気楽に楽しめました。
国内外の美術館、オルセー美術館、フランス国立図書館から集めたマネの絵画と資料が展示されていて、非常に興味深かったです。とはいえ、『草上の昼食』『オランピア』『バルコニー』『笛吹きの少年』などの大作は展示されていません。それでも、「マネがこんな絵を描いていたんだ」という驚きの連続でした。
マネの大作は、オルセー美術館で何度も見ていますけどね。
吉川節子著『印象派の誕生:マネとモネ』(中公新書)を一読されてから、美術館を訪れることを勧めます。
まるで推理小説のように、絵画からマネと当時の画家たちの交流が解き明かされます。
あのスキャンダルの真相も明らかになります。
マネはモネやルノワールらと親しくしていましたが、印象派の展覧会には一度も出品していません。たしかに描き方は印象派とは異なる描き方をしています。
この本を読んで、気が付いて、驚いたことは、大作『バルコニー』は、女流画家モリゾを含む3人の人物だけでなく、背後の暗がりに給仕をしている少年が描かれ、そのモデルがもしかするとマネの子供だったかもしれないということです。3人の人物にばかり注目していましたが、「ええ、こんなところに!?」です。
モネの作品がマネの作品と勘違いされたエピソードも掲載されています。たしかにManetとMonetでは、たった1字しか違いません。それもaとoでは、よほど注意しなければ、わかりません。
これは以前、『トリビアの泉』でも取り上げられていました。
マネをはじめとした当時の芸術家たちの交流を描いた小説があると面白いですね。平野啓一郎さんか、誰か、書きませんかね。
23:56:22 |
falcon |
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June 26, 2010
私は非国民ですか?
ああ、迷惑ですね。サッカー・ワールドカップ!
日本対デンマーク戦を口実(?)に、講義をサボる、講義中に居眠り、発表の内容がイイカゲンな大学生が急増。
大学の講師をバカにするんじゃないぞ!
大学生諸君、君たちの人生に、たかが玉蹴りがどんなに重要なんだ。
そんなに見たいなら、録画して見ろ!
私が口出すことではありませんが、学校を休ませて、南アフリカまで一家総出で出かけている家族がいるそうです。小学校と中学校は義務教育でしょ。親がサッカーに夢中になって、子どもを学校に行かせない、これって国民の義務に反していますよね。
22:28:07 |
falcon |
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ネンキン問題、浮上!
水曜日に仕事を終えて、『マネとモダン・パリ』展を見に東京駅の近くの三菱一号館美術館へ行きました。その帰り、丸の内オアゾの○善に立ち寄り、ネンキンの本を買いました。ネンキンといっても、長妻厚生労働大臣の出番ではなく、粘菌のことです。南方熊楠が研究したという不思議な生物です。
アメーバのように縦横無尽に動くかと思うと、環境が悪くなれば胞子を作る。カビやキノコとは違うし、バクテリアの仲間でもない。一応、細胞に核のある真核生物で、ある時は動物のように動いて食べ物を捕食して、ある時は菌類のように胞子を作るのです。動物と植物に分けてしまう二界説では、説明できない生物です。
生物学の話が続くかと思えば、数学、物理学の話へあれよあれよと導かれます。単細胞である粘菌の行動(?)が、意思(?)を持ったものなのかを解き明かしてゆきます。粘菌は餌があると、餌を捉えようとして体を伸ばし、さらに出発点とその餌までを最短距離の管でつなぎます。そういえば、『たけしのコマ大数学科』で取り上げられた「スネルの法則」も出てきました。
スネルの法則って、拗ねるの法則?
もう〜、解ってくれないんだから、イヤ、イヤ!
その拗ねるじゃなくて、数学の問題なんです。海で溺れる人をライフセーヴァ―(救助員)が助けるとき、最短時間の最短距離を導く問題です。浜辺を走ったほうが速いのですが、距離が長くなり、海を泳いだほうが遅いのですが、距離が短くなります。粘菌にとっては暗い所ならば安心して動けるのですが、明るい所は光を浴びると体内に活性酸素が発生するので危険なのです。長方形の培養地で対角線上にある餌に到達するには、暗い所と明るい所を通過しなければならず、その場合、どのように行動するかが問題なのです。この問題を解くのがスネルの法則です。これは光の屈折率を解く問題でもあります。著者が探求しているのは、生命活動の根源は物理現象ではないかという深遠な問いです。
さらに心理学、情報学の問題にまで肉薄します。
やがて、生命とは、知性とは、まさに哲学の問題にまで到達します。
実は、この本を読んでいて、忘れ物をしたり、電車で降りる駅を乗り過ごしてしまって、遅刻したりと、夢中になりすぎていました。まさにネンキン問題です。
でも、あっというまに読み終えました。
19:50:12 |
falcon |
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June 24, 2010
落し物の仕分け?
只今、無事に忘れ物を取り戻しました。営業所におそるおそる入ると、引き取りがなかった忘れ物の即売会をしていました。一つ十円です。バスの運転手さんたちが昼休みに楽しそうにしていました。自分の競泳パンツも売られていたかと思うと、(^-^;です。
まさか、バスに落としたかもしれない財布も、即売会にかけられたのでしょうか?
財布は貴重品なので、こんな形で処分することは無いと思いますけど。。。
13:51:50 |
falcon |
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