ぶらぶらライブラリアン

萌えて宇宙

　ついに出ました！
　萌えて覚えるシリーズ第２弾



　『元素周期』につづく、ASTRO GIRLSの登場です。
　渡部潤一さんが監修しているので、キワモノにありがちなイイ加減な記述はなく、至って学術的ですが、ギリシア神話などの雑学的な要素も若干あります。

　驚くのは「はえ座」という星座があることです。
　この星座、残念ながら、日本からは見えません。
　北半球の国々で天文学が発達したので、南半球で見られる星座は取ってつけたようなものが少なくないですね。

　栃木県宇都宮市で見られる星座は？
　「ギョウ座（餃子）」なんちゃって！

　難を言えば、「オリオン座」「ヘラクレス座」「ペルセウス座」「ケフェウス座」など男性キャラクターを少女の萌えキャラクターに無理やり置き換えた点は違和感を感じます。
　北斗七星でおなじみの「おおぐま座」はもともと女性ですから、むしろ萌えキャラが正当です。

　国際天文年の今年だからこそ楽しめる貴重本（？）、曇った夜空の果てに思いをはせてみるのも一興です。