December 02, 2009

えー、ビッ、ビッ、BL系図書館コミック

 とうとう、発汗、いや発刊、情死、いや上梓されましたね。
 BL系図書館コミック、隆巳ジロ著『図書館恋愛[利用]法』



 「BLって、英国図書館British Libraryのこと?」

 うーん、もう、そうじゃないってばあ。いい加減カマトトぶらないでよ。

 昨年、『図書館司書麻里』というポルノ小説が刊行されて、いずれBL系が出てくると予想していました。

 「本当は期待していたくせに」

 変なこと、言わないで下さいよ。

 うんで、最初、ジャケットを見た時は、(ああ、男性司書と女子高生の恋愛なのね)と思っていました。ところが、青年と少年の恋愛でした。
 サッカー好きの高校生・柏尾真鈴が蹴ったボールがあたり、元館長の孫の都司一慶が運営する図書館の窓ガラスを割ってしまいます。その代償に、真鈴は図書館の雑務をさせられるのですが、やがて。。。

 初めはキスくらいなので、(へーえ)と思ってましたが、だんだん描写はエスカレート、そんなに詳しく描かなくても。。。って、ところまでイキます。おっと、下品な言葉遣いになってしまいました。

 図書館のことを描くことが目的ではないので、図書館の業務についての詳しい描写はほとんどありません。設定に使っているだけです。しかしながら、気になるのは、ジャケットの折り返し、口絵の裏などにニューアーク式の貸出カード、ブックポケットが描かれています。
 映画『耳をすませば』で、1970〜80年代の東京の郊外の図書館が設定にもかかわらず、ニューアーク式の貸出カードが使われていたことで、大きな話題を呼びました。
 今回のコミックは、この貸出カードで個人情報、つまり貸出記録が漏れるという事態が描かれているわけではないし、コミックなので多くの人の目に触れるわけではないので、問題にならないと思います。
 ニューアーク式の貸出カードは、学校図書館などで根強く残っています。おそらく、このコミックの著者は学校図書館をなつかしく思って、貸出カードをところどころに配置したのだろうと思います。このコミックの図書館は私設図書館となっています。入館料の話も出てきます。

 人物の設定が『スットコ図書館』に似ています。『スットコ図書館』では、よわよわしい司書のところに館長の孫娘がやってきて、明るく騒動を起こすのですが、『図書館恋愛[利用]法』では、元館長の孫が運営する図書館へ高校生がやってきて仕事を手伝います。裏の設定と言えば言えなくない。

 12月1日、エイズ・デーに刊行されたコミック、それなりに注目しましょう。

23:20:32 | falcon | comments(0) | TrackBacks

セロリに抗ウィルス効果?

 ある本を読んでいたら、「セロリに抗ウィルス効果がある」と書いてあった。さらに強壮効果もあるらしい。

 もちろん、セロリは薬じゃないし、これでインフルエンザや風邪が完璧に防げるわけではないけど、ミネラルも豊富らしいので、食べて損はないようだ。
 防寒対策をして、十分に栄養を取って、常に清潔に保ち、適度に運動をして、休息を取ることが、病気にならないための日常の基本であることに代わりは無いけれど、セロリの効果も期待できそうだ。
 ただ、残念なことに、旬は4月から5月、春だ。年が明けて、しばらくすると旬になる。それまで、セロリを一本かじってみるか。

00:40:22 | falcon | comments(0) | TrackBacks

クリスマスに

 もうすぐクリスマスですね。

 

 マイケル・モーパーゴ作の絵本『世界で一番の贈り物』を読みました。

 壊れた机を修理していると、手紙が出てくる。

 その手紙は若い兵士が妻にあてた手紙だった。その兵士の素敵な経験がつづられている。戦争の最中、クリスマスの日に敵味方のドイツ兵とアメリカ兵が食料を持ちより、フットボールをして過ごす。

 絵本では最後にもう一つ素敵な話があります。

 マイケル・モーパーゴと言えば、アイルランドの首都ダブリンで開催された国際学校図書館協会の大会で、著者による読み聞かせの会を思い出します。一角獣の話でした。
 日本でも多くの著作が翻訳されているとは知らず、日本に帰ってきてから、『ケンスケの王国』などの著作を読んで、得難い経験をしたんだなあとしみじみ思いました。

 戦争に拘っている?

 たまたま戦争にまつわる本を読んだだけです。

00:02:35 | falcon | comments(0) | TrackBacks