November 21, 2009
古典文学に夢中になったことも
そうでしたね、百人一首、源氏物語と、高校時代には日本の古典文学に夢中になっていました。国文学と歴史研究で有名な大学に入学して、源氏物語を卒業論文のテーマに選びました。
告白します。
国語は苦手でした。高校2年の秋まで理系に進むつもりでした。小学校3年生ぐらいから高校の生物・地学・化学・物理を学んでいましたから、理科のテストは80点以下をとったことはありません。数学も好きでした。それがなぜ国文学に進んでしまったのか、自分でもわかりません。中学以来、大の苦手だった英語なのに、今は平気で外国旅行しています。
歩き方が少し不自由だったので、「スポーツはできない」とあきらめていました。小学校から大学まで、体育の授業が辛かった。あまりの辛さで、深刻になって、危うく命を投げ捨てるところまで追い込まれたこともあります。それが、大学時代に水泳を始めて以来、プールで3000メートル泳ぐのはへっちゃらです。
今は無理かもしれないとあきらめていたことが、数年後には可能になってしまう。意気込みが無くても、きっかけや気分次第で、出来ることはたくさんあります。
人生なんてわかりません。
その意味で図書館は重要です。
1冊の本に出会ったことで、人生が大きく変わることだってあります。
イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズは、子どもの頃、図書館で出会ったピタゴラスの定理の本がきっかけで数学に興味を持ち、フェルマーの最終定理という数学の難問を解くことができました。
大袈裟ですが、図書館はさまざまな人生の交差点なのかもしれません。
00:21:14 |
falcon |
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