January 26, 2009

厄除けに初詣

 実は先日、遅ればせながら、川崎大師に初詣に出かけた。
 というのも、家族の病気で暮れから正月にかけて初詣に行く余裕がなく、それから、つい最近、階段で転倒して、右膝を痛めてしまい、全治1ヶ月の怪我をした。そこで、ふさいだ気分を解決しようと、厄除けしようと思った。

 川崎大師には苦〜い思い出がある。
 高校3年生のとき(随分前の話だ)、友人たちと初詣に出かけた。友人たちがおみくじを引こうというので、自分も引いてみた。友人たちは大吉だの、中吉だの、縁起のいい結果が出たのだが、自分は大凶がでた。友人たちも憐れに思ったのか、「もう一度、引けば大吉が出るよ」と言ってくれたので、チャレンジ!

 また、大凶がでた。えーっ、正月のおみくじは大凶が出ない約束だったのじゃないか!!

 そこで、友人たちは「三度目の正直を信じて、もう一度引いてみれば」と言ってくれたので、再度チャレンジ!

 ところが、またまた、大凶!
 大凶3連発で、大打撃。
 自分の不勉強だったから、おみくじのせいじゃないが、大学受験には悉く失敗した。(むしろ、おみくじが警告していたのだ)
 そのうえ悩み事が多く、振り返ってみれば、人生最悪の時期だった。

 さて、今年のおみくじは、小吉。ほどほどの幸せだ。大師様のご加護を期待したい。

 初詣からの帰り道、川崎大師駅の近くにある金山神社に立ち寄った。ここは鍛冶屋さんの守り神だ。
 若宮神社の境内にある小さな社だが、あらあら、黒々としたキノコのようなものが。。。えっ、だ、だ、男性のシンボル?!
 ここは子宝が授かるなどの祈願を叶える性信仰の神社でもある。
 境内には男性のシンボルと金床を合体させたものもある。

 日本全国には性信仰にまつわる神社が少なくない。その中でも海外に知られているのが金山神社だ。4月上旬に「かなまら祭り」があるそうだ。
 伊豆の稲取の「どんつく祭り」では、男性のシンボルが町中を練り歩く。
 奈良県明日香村から吉野へ向かう山道を登ると、栢森(かやのもり)という地区に至る。飛鳥川の渓流が美しい所だが、川面の上に稲藁でできた女性のシンボルと男性のシンボルが綱でつりさげられてる。大学時代に万葉集を学んでいた時、訪れた。何とも大らかな性信仰だ。その栢森の神事も2月にある。

 厄除けに初詣が、妙な話題に転じてしまった。
 今年こそ、良い年でありますように。

20:32:32 | falcon | comments(0) | TrackBacks