August 24, 2008

アリ、アリ、アリ

 東京地方は、もう夏も終わりですね。北海道では冬のような寒さを記録したとか。東京は暑い、暑いと言っても、梅雨が明けてからの3週間が猛烈に暑く、8月半ばを過ぎると秋の涼風が吹きます。昼間は賑やかに鳴いていたアブラセミの声も弱弱しくなり、ヒグラシやツクツクホウシが泣き始めると、夏も終わりです。
 近所では、今年はなぜかアオマツムシが鳴きません。いつもですと、そろそろ街路樹で人の話し声も聞きづらくなるくらい鳴き散らしはじめるのですけど。

 さて、先日、図書館で急に蟻のことが気になって、『アリと人間』という本を借りてきました。著者が英国人なので、登場するアリはイギリスとヨーロッパに住むアリが多く、日本の蟻についてはあまり触れられていませんが、アジア、南米など、ほぼ世界じゅうのアリを紹介しています。図鑑ではありませんから、網羅的ではありませんが、アリの生態を「ありあり」と伝えてくれます。平易な文章ですので、小学校高学年でも十分に読めます。「斥候」という普段見掛けない言葉を覚えました。軍事マニアなら、すぐ読めますね。



 軍隊アリ、サムライアリといわれる種類もあるんですね。軍隊アリだけでなく、ほかのアリの種類でも、はたらきアリの中で、群れの守衛と敵への攻撃を専門とする兵隊アリもいます。攻撃も、アゴでかみつく、毒針から毒を放出するなどの方法があり、実に興味深い。えっ、「まだ、拘っているのか」ですって?!ちっ、ちっ、ちっ、チェンジじゃなくて、違いますよ。

 日本には200種類以上も蟻がいるそうです。
 身近にはクロオオアリ、クロヤマアリなどがいます。
 日本のアリに興味がある人は次のサイトが参考になります。
 子どもから大人まで十分に参考になり、楽しめます。

 日本産アリ類画像データベース

 夏休みもそろそろ終わります。夏休みの自由課題にアリを取り上げてはいかがでしょうか。 

11:39:45 | falcon | comments(0) | TrackBacks